『善徳女王』イ・ヨウォンが初の訪日、イベント開催で浅野ゆう子が応援


 大人気を博したドラマ『善徳(ソンドク)女王』で主役のトンマン王女(後の善徳女王)を演じた女優のイ・ヨウォンが初訪日を果たし、31日午後、「『善徳女王』DVD-BOX第1弾発売記念プレミアム・イベント」を東京・フジテレビマルチシアターで行なった。

 イ・ヨウォンは、女優の浅野ゆう子をゲストに迎えてのトークショーやプレゼント抽選会などのひとときを、抽選で選ばれた100名のファンと過ごした。

 最初に、キム・ユシンを演じたオム・テウンからの「『善徳女王』応援してください」とのスペシャルメッセージが流れると、イ・ヨウォンは「花郎(ファラン)の戦闘シーンはみんなで苦労しました」と思い出を語った。



 現在BSフジで放送済みの22話までの中で、イ・ヨウォンの好きなシーンは、第8話の子役から大人に代わる初登場シーンと第17話のチュクパン(イ・ムンシク)、コド(リュ・ダム)とのコミカルな演技だという。苦労したシーンは第10話の甲ちゅう姿で泥まみれになりながらの戦い、思い出のシーンは第20話の自分が誰であるかを知るシーンと紹介した。

 男装から王女と外見の変化について問われると「男装は初めてで大変でした。男役になじんだころに王女に変わりました。そのときは王女役に不自然を感じ、男っぽい言葉遣いや話し方をしてしまい、苦労しました」と語った。

 イベントには、特別ゲストとして、ドラマにハマり全62話を見た女優の浅野ゆう子が登場。イ・ヨウォンについて「すごく不幸でかわいそうなトンマン」と語りながら「でもお肌ツルツル。今日もツルンツルンのツヤツヤ」と会場の笑いを誘った。


 すると、イ・ヨウォンもそれまでの緊張が解け、笑いながら「楽しんで見ていただけたことが伝わりました。新羅時代はとても華やかな時代。スタッフ一同再現するのに頑張りました」と語った。

 また、コ・ヒョンジョン演じるミシルについて、浅野ゆう子は「政権、国を牛耳りたい。しかし王にはなれない。一番感情移入したのはミシルの方でした」と自身が演じたドラマ『大奥』の瀧山との共通点から本音を語った。

 そして見どころについて、「子役時代からハマる作品。トンマンの女性として人間としての切ない運命に翻弄(ほんろう)される悲しさが伝わり、イケメン男性ユシン、ビダム(キム・ナムギル)、アルチョン(イ・スンヒョ)…。すてきな男性も見応えがあります。最終的にミシルとトンマンがどうなるのか? 最終回泣きました」と熱く語った。


 それに対し、イ・ヨウォンは「最終回はたくさんの人が泣いたと聞きました。わたしは苦労した思い出だけで、じっくり見返す余裕がなかったのですが、今の話から『善徳女王』が多くの人に感動を伝えることができた、とあらためて感じました。今後出生の秘密が明かされ、トンマンが王宮に入っていくなど面白く展開します」とPRした。

 『善徳女王』はDVD-BOXⅠが発売中、DVD-BOXⅡは今月21日に発売、以下毎月中旬ごろ発売予定。テレビ放送は、BSフジにて毎週午後7時より放送中だ。

東京=野崎友子通信員

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