インタビュー:コン・ヒョジン、素の自分を語る(下)


-1999年にデビューし、すでに12年目の女優だが。

 「1999年12月に公開された『少女たちの遺言』がデビュー作なので、『パスタ』がスタートしたころがちょうど丸10年になる。“もう10年も女優をやっていたの? 本当にちゃんとしなくちゃ”と思った。この10年を振り返ってみたとき、それほど恥ずかしくないのは幸いだ」

-幼いころから女優を夢見ていた?

 「女優になりたいと思ったことは全くなかった。ファッションの勉強をしたかった。ファッションの知識が豊富なのではなく、ファッションは純粋にセンスだ。言葉で表現するのはうまくできない。“今日は何ルックですか?”と聞かれても、何と答えればいいのか分からない。ただ思いのまま着ただけなのに」

-『パスタ』に出演後、ファッション業界では、いわゆる“ソ・ユギョンルック”が流行したと実感するか。

 「新しいドラマが始まるたびに、女優たちの服はほとんど流行していないか? キム・ミニがドラマをやると、ミニの服が流行して(笑)」



-大衆たちがコン・ヒョジンのファッションに夢中になる理由は何か?

 「大衆的な、誰でも着ることができる服を着ているからではないか」

-恋人リュ・スンボムさんもファッションセンスが良い方ではないか。

 「興味のあることが同じなので、一緒に分かち合えることが多くてうれしい。一緒に旅行に行き、いろんなものを見ようと努力している」

-“コン・ヒョジン”といえばどんな女優、どんな人と呼ばれたいか。

 「豊富なカラーを持つ女優と言われたらうれしい。“自分のカラーに限界があるのではないか”と思っていたが、『パスタ』に出演しながら、“もっと豊かなカラーを持つことができるはず”というポジティブな考え方をするようになった。自ら定めていた限界値を飛び越えさせてくれた作品というわけだ。今後どんな作品が来ても、精一杯やりきることができそうだ。昨日、歯を磨きながら鏡を見て、自分に“お疲れさま”と言ってあげた。皮と骨だけにやせこけた顔を見たが、なぜかムカムカして。リュ・スンボムさんが以前こう話してくれた。

辛いときは、自分自身に“大丈夫”と話しかけてあげるのが一番重要なのだと」

チョン・ヨンジ記者
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