インタビュー:コン・ヒョジン、素の自分を語る(上)


 スタイルマガジン「HIGH CUT(ハイカット)」が創刊1周年を記念し、ドラマ『パスタ』で20-30代の女性たちの爆発的な支持を得た「ファッショニスタ」コン・ヒョジンを取材した。

-コン・ヒョジンにとって、『パスタ』はどんな意味を持つ作品?

 「長く苦心しながら待っていた作品だ。今まで演じてきた役柄は多少誇張された面があったので、今回は地に足が着いているキャラクターを演じたかった。日常にいる愛らしい女の子、誇張されたコメディーや、逆境を切り抜けていく強いキャラクターより、ポップでありながらも真実味のある淡白なドラマをやりたかった」

-コン・ヒョジンと『パスタ』で演じたソ・ユギョンの共通点は?

 「似ている面が多い。芸能人ではなく、平凡な人間として生きていたら、あのように生きていたのではないかと思うぐらい。わたしは楽天主義者。ポジティブで、実はあれこれ考えるスタイルでもない。10年以上女優生活をしていれば、時にはカリスマ性を発揮したり、強く見せなければならないので変化した面もあるが。普通の人間として生きていたら、まさにソ・ユギョンのような人だったと思う」



-もう30代に入ったが、恋愛で現実的な側面を考えるようになったか。

 「当然、現実的なことを考える。男性たちは女性たちが年を取るにつれお金、家柄にこだわるといって嫌がるというが。恋愛よりは結婚、現実を考えるようになった。一生この人と生きていくのであれば、どれぐらい苦労せず、どれぐらい幸せだろうか、と考える。わたしは主観がはっきりしていて現実的な方。夢想家ではなく、現実主義者だ」

-ドラマの選球眼は卓越しているようだ。

 「『雪だるま』『勝手にしやがれ』『ありがとうございます』『パスタ』などどうにかこうにか、うまくやってこれたようだ。特にドラマは今考えても、どうやってあんな風に神様のように選べたのだろうかと思う」

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