俳優カン・ジファンは今月初め、横領などで告訴した前所属事務所との初の対質尋問(事件当事者の供述が一致しない場合、両者を相対させて言い分を述べさせる形の尋問)を受け、3時間で帰宅していたことが分かった。
カン・ジファンと前事務所ジャンボ・エンターテインメント代表ら関係者は23日午後6時ごろソウル・江南警察署に出頭、午後9時ごろまで警察の対質尋問を受けた。
この日の尋問は、今月初めにカン・ジファンが前事務所代表らを横領・私文書偽造などの疑いで警察に告訴したのに基づくもの。これに対し、前事務所側は「根拠のない謀略」と強硬に反発している。
3時間にわたり尋問を受けた人々は、午後9時過ぎに同署を出て、自宅に向かった。カン・ジファンと前事務所関係者はこの日、警察ではっきりとそれぞれの見解を述べたとのことだ。
カン・ジファンは所属事務所の二重契約問題で騒動に巻き込まれており、韓国芸能マネジメント協会は先月27日、カン・ジファンと現事務所エス・プラス・エンターテインメントに対し、国内外で一切の芸能活動を自粛するよう正式に要請している。
今回の事態は、カン・ジファンが昨年末、前事務所との連絡を断ち、専属契約解約について内容証明書を送ったことから発覚した。
カン・ジファンは前事務所と今年8月まで専属契約が残っている状況で、現事務所と専属契約を交わした。