シン・ミナとキム・ジュヒョクは新作映画『敵と共に寝る』で、朝鮮戦争の砲火の中でも引かれあう男女を演じることになった。二人が恋人役で共演するのはこれが初めてだ。
シン・ミナが演じるのは、村育ちの女性ソルヒ。『キッチン ~3人のレシピ~』(2009年)、『今、このままがいい』(08年)などで清純な女性を演じたが、今回の映画ではたくましい女性の役でイメージチェンジを図る。
キム・ジュヒョクはロシアに留学した経験がある朝鮮人民軍のエリート将校チョン・ウン役。チョン・ウンは人民解放を目標に自信に満ちていたが、村でソルヒと出会い、少しずつ揺らぎ始める。
メガホンを取るのは、昨年、多くの観客が涙した『キングコングを持ち上げる』のパク・コニョン監督だ。
韓国戦争(朝鮮戦争)60周年を迎え制作される作品の多くが、戦争の激しさに焦点を合わせている中、この作品は『トンマッコルへようこそ』(05年)と同じく、温かい人間愛を中心に描くとのことだ。