KANGTA、除隊後初の海外・日本で会見「うれしかったのは除隊したその日」


 元H.O.Tの歌手KANGTAが19日午後6時、東京・Hakuju Hallにてファンミーティングを開催した。2月に除隊してから初の海外活動だ。

 イベントに先立ち、記者会見に臨んだKANGTAは、「入隊する前、2007年に入隊前最後に海外に出たのが日本だった。そして除隊後、初めての海外が今回の日本。ファンの皆さんと久しぶりに会えてうれしい。2年間のブランクにもかかわらず皆さんが覚えていてくれて感謝します」と感慨深げに語った。


 KANGTAは軍隊生活を振り返り、「自分の舞台は訓練が多く、時間が早く過ぎて、体のためにも良かったと思う」とし、楽しかったことは「休暇。入隊中はなかなか外出できないが、家族が来て、1泊外で外泊できる時に家族の大切さを感じられた。また、射撃の成績がよく、特級戦士に選ばれ、1週間の休暇が追加でもらえたこと」と正直な気持ちを表した。

 また、韓国軍創設60周年記念の創作ミュージカル『MINE』に出演したが、「韓国国軍で初めてのミュージカル。そのためあまり環境が良くない体育館で、真夏に60人が集まって練習したりした。舞台の上では一緒になるが、舞台を離れるとまた階級通りの生活、という二つの生活が共存していたことを思い出す」と振り返った。


 ミュージカル以外では、音楽に接する機会はあまりなかったとし、「普段は戦闘要員だが、たまに支援の要請があるとステージに立つことがあった。ソン・シギョンさんと舞台に立ったことがあり、うれしかった」と語った。

 除隊して、一番うれしかったことは、との問いに「除隊したその日。ある1日を待ちわびる、ということは人生にはそうないこと。軍隊を務め上げたこともうれしいことだが、やっぱり一番は除隊した日の喜び」と素直に明かした。


 今後の活動予定については、「音楽活動を中心に、それ以外にも活動を計画している。これまでとは違ったさまざまな姿をお見せしていきたい」とし、「軍隊に行っていて、皆さんに忘れられたのではないかと心配していたが、歓迎してくれてうれしい。皆さんの応援に応えられるように、日本・中国ほかアジアの国々でも活動していきたい」との意気込みを力強く語った。



東京=野崎友子通信員

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