インタビュー:キム・ジュン「モバイルのBeeドラマに興味がわいた」(上)

 


携帯電話専用放送局「BeeTV」が新しく制作した韓国ドラマ『キミの記憶をボクにください~ピグマリオンの恋~』が3月20日より配信を開始する。

同ドラマで、キム・ジェウクとともに主演を務めたキム・ジュン。『花より男子~Boys Over Flowers』のF4で人気を博し、またグループT-MAXのメンバーとしても活躍中のキム・ジュンに、初主演ドラマについて、話を聞いた。

―この作品への出演を決めた理由は何だったのでしょうか。

「モバイルドラマという韓国にはないジャンルということで面白そうだと思ったことと、あまり演技の経験がないのでむしろ韓国のミニドラマのように時々出演するような役よりも、放送前に全て撮影を終えることができるような負担感のないものだったからです」


―前回出演されたテレビドラマ『花より男子~Boys Over Flowers』との違いはありましたか。

「放送される媒体がテレビでなく携帯電話という違いはありますが、撮影の方法に関しては同じだったと思います。ただ、前作は高校生が主人公の漫画の世界の話だとしたら、今回の作品は大学生が主人公のさらに成長した大人っぽいドラマといえます。例えば、子どもから大人に変わる時のような、そんな微妙な感情が少しずつ変化していくといった、内容の違いがありました」

―このドラマの台本をもらって、自分のヒョンジュンという役に関してどのような感想を持ちましたか。

「始めて台本を読んだ時は、難しい作品だなと感じました。自分の彼女が記憶喪失になったり再び記憶が戻ったり、その間に3人の主人公の感情の変化が大きく起ったりするので、撮影前から何度も監督やジェウクさんとたくさん話しもして、撮影に臨みました。

そして、ヒョンジュンは、僕ととても似ていると感じました。役名がチョ・ヒョンジュンという名前なのですが、僕の本名もキム・ヒョンジュンなので身近に感じましたし、キャラクターの性格も完全にというわけではありませんが同じような部分があって、なんて言うか僕の姿を磨りガラスを通して見せることできる、そんな役のような気がしました」


―具体的に、どんなところが似ていると感じましたか。

「まず、ジェウクさん演じるキャラクターとヒョンジュンの会話のシーンは、実際に僕が友達と話す時と同じです。またヒョンジュンには優柔不断な面があるのですが、そこは僕と同じですね(笑)」
―ドラマは2作目ですが、では前作と比べて、演技で自身がついた、成長できたと感じたところはありますか。


「もちろんあります。前回は初めてのドラマでしたので、一回でも演技経験があると、ぎこちなさが減り、少しですが成長できたなと感じました。この作品は人の感情を表現するシーンが多い内容だったので、その時の状況によって大きく感情を変化させる演技は印象に残っています」


―この作品では、俳優のキム・ジェウクさん、南沢奈央さんと共演されましたが演技の呼吸はどうでしたか?


「キム・ジェウクさんとは撮影が始まる2,3週間前に初めてお会いして、少しだけですが話もしました。その後も何回かお会いする機会があったので撮影前には親しくなりました。同じ年なので、そういう意味でも気軽に話すことができて良かったです。そして、南沢奈央さんですが、初めて会ったのが撮影初日でした。お互い他のスケジュールのせいで会えないまま撮影に入ってしまったので、初めはギクシャクした感じが抜けない上に、言葉も通じないので大変でしたね。しかし奈央さんは、1カ月ほどでしたが韓国での慣れない状況でも頑張っていました」


―日本の女優さんとの共演で、難しいな、大変だなと思ったことはありましたか。


「僕が大変だと感じることがないほど、奈央さんが一生懸命演技してくれたと思います。ただ、文化が違うとかでなく、寒さのせいで苦労されていたようです。言葉が通じないので、あまり会話は出来なかったのですが、困った時はジェウクさんが間に入ってくれました」


ソウル=野崎友子通信員

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