ハン・ヒョジュとイ・スンギが、主演ドラマ『華麗なる遺産』のPRのため5日、日本を訪れ、フジテレビ球体「はちたま」にて午後3時より記者会見を行った。
ハン・ヒョジュは、初めてこのドラマの台本を読んだ時の感想を「せりふの一言一言が胸に響いてきて、コ・ウンソンという役を通して人間の喜怒哀楽の感情を豊かに表現できるのではないかと感じ演じてみたいと思いました」と語った。
さらに「長いせりふも難しくはなかった。なぜなら、ドラマの状況や人物のキャラクターなどにきちんと見合ったせりふが描かれていたので1度読むとセリフが頭の中にすぐ入りました。制作スタッフ、俳優、すべての方々と息がピッタリあって、現場の雰囲気を楽しみながら演じられたので、皆さんに自慢したいです」とした。
イ・スンギは、「このドラマが初主演なんですが、事務所の社長や関係者からとてもよい台本と薦められました。初めて台本を読むと、皆さんが私に抱いているイメージとは正反対とも言えるほど違うわがままなキャラクターでした。でも演じることによって、人物のおもしろさ、魅力を充分に見せられるだろうと思いました」と出演の経緯を説明した。
撮影中のエピソードとして、ハン・ヒョジュは「何事にも一生懸命なスンギさんですが、特に演技に対する情熱はものすごく、わたしのせりふも覚えていて、向かい合って演じている時に口でパクパクわたしのせりふを言っているので、あせってしまい何度もNGをだしてしまいました」と言うと、イ・スンギは「ごめんなさい」と日本語で返した。
続けてイ・スンギは、「キスシーンで、かっこよく素敵にみえるようにがんばろうと思っていたんですが、私が未熟ということもあり、ヒョジュさんを美しく魅せてあげることができず、撮影後ヒョジュさんからもう少しこうしてほしかった、と言われてしまい、僕の努力不足を感じ、もっとがんばりたいと思いました」と冗談を交えて語り、二人で顔を見合わせて笑った。
二人は以前シットコム『ノンストップ』で共演しており、また同じ大学で知り合いということもあり、今回も順調に意気投合できたという。「実際に撮影を終えてから時間は経っているが、いまだに連絡を取り合っています。仲の良い友達の一人となりましたが、共演した女優さんの中でもそういった関係が続いているのはヒョジュさん一人です」と親しい友達になったことを明かした。
好きなシーンについては、イ・スンギは「ソヌの性格がわがままで自分勝手な行動をする理由が描かれているシーン」とした。ハン・ヒョジュは「ウンソンの明るく活発な性格や負けず嫌いでいろんな困難を乗り越えていくところを見てほしい」と言い、「気に入っているシーンは、エンディングのシーン。ドラマの終わりではありますが、物語がここから幸せな道が開けていけるような余韻を残した終わり方だと思うので、最後まで楽しんで見てほしいです」としっかりアピールした。
また、引き続きフジテレビマルチシアターにおいて、抽選で選ばれたファンが招待されたイベントを午後5時より開催。ドラマのエピソードなどのトーク、そして二人でドラマのエンディングテーマ曲をデュエットで披露。最後にはファンと一緒に写真撮影もを行った。
韓国では最終話で最高視聴率47.1%を記録するなど大ヒットしたラブ&ファミリードラマ『華麗なる遺産』はフジテレビ韓流αで今月2日より放送を開始している。月曜から金曜の午後2時7分放送。
東京=野崎友子通信員