韓国戦争を描く映画やドラマが目白押し


 韓国戦争(朝鮮戦争)60周年を迎え、韓国戦争や南北分断を扱った作品が相次いで制作されている。

 イ・ジェハン監督がメガホンを取る『砲火の中へ』はクォン・サンウ、チャ・スンウォン、キム・スンウ、BIGBANGのT.O.Pが出演。制作費120億ウォンが投入された大作映画。韓国戦争中、洛東江戦闘の終盤に71人の学徒兵と朝鮮人民軍が繰り広げた12時間の戦闘を描く。

 『夢は叶う』は非武装地帯DMZにいる南北兵士らが2002年、サッカーワールドカップ共同視聴という夢をかなえるため、巻き起こるハプニングを描いたコメディー映画。イ・ソンジェ、カン・ソンジン、チョン・ギョンホらが出演する。

 この流れに最近チャン・フン監督が合流した。デビュー作『映画は映画だ』に続き、『義兄弟』まで成功させ、映画界の新星として浮上したチャン監督は、韓国戦争を素材にした『高地戦』の演出を手掛ける。


 『義兄弟』で観客動員数400万人を超えたチャン監督は「韓国戦争に関して、常に高い関心を持っていた。2本の作品を休まずに撮ったので休息が必要だったが、『高地戦』のシナリオを読んで、この作品を逃してはいけないと思った。スペクタクルな映像美を作るため、最善の準備をして臨む」と語った。

 『高地戦』は1950年韓国戦争当時、激しかった高地争奪戦を素材にした映画。脚本は『善徳女王』を執筆したパク・サンヨンが手掛ける。映画は出演者のキャスティングを経て、来年夏ごろ公開する予定だ。

 また、お茶の間でも戦争ドラマが相次いで放送される。KBSが6月放送予定で準備している20話作『戦友』は、同名の70年代人気ドラマを基にした作品。またMBCは、120億ウォンの制作費が投入される大作ドラマ『ロード・ナンバーワン』を制作。ソ・ジソブ、キム・ハヌル、ユン・ゲサン主演で6月に放送される。

チョン・サンヒ記者
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