先日、ドラマ『同伊(トンイ)』(MBC)のヒロイン、ハン・ヒョジュがキャスティングされてから初めて伝統衣装を身にまとった。実は韓服を着るまで、ハン・ヒョジュから時代劇が似合う雰囲気が漂っていなかった。しかし数分後、ハン・ヒョジュが宮中衣装を着て現れると、イ・ビョンフン監督はこれだと言って拍手をした。女優を見る自分の目が間違っていなかったことが証明されたからだ。
イ監督は「『宮廷女官チャングムの誓い』の時を思い出す。イ・ヨンエを見ているようだ」と語った。
『宮廷女官チャングムの誓い』を準備していた2003年、韓服を着たイ・ヨンエのカメラテストで、イ監督は50着以上を彼女に試着させた。イ・ヨンエに似合う色を探すためだった。イ監督は、彼女の衣装をグリーンのチョゴリとあい色のチマに決めた。『同伊』のハン・ヒョジュも似た系統の色の衣装を着る。淑嬪になった後に着るピンク色のチョゴリも、イ・ヨンエが宮廷女官時代に着ていた琥珀(こはく)色のチョゴリと似た色に決まった。