2PMジェボム脱退にファン反発、デマ拡大

メンバー「見過ごせない問題」


 JYPエンターテインメントが25日、「『深刻な私生活上の問題』でジェボムを2PMから永久脱退させた」と発表して以来、騒動が広がっている。チョン・ウクJYP代表と2PMメンバーは27日、ファンと懇談会を行い、「ジェボムは加害者で、2PMメンバー6人と事務所は被害者」とし、ジェボムの永久脱退をあらためて確認した。

 米国生まれのジェボム(本名:パク・ジェボム、22)は、レッスン生時代に米国の友達とインターネットサイト「マイスペース」で交わした書き込みが後に「韓国や韓国人を非難し、ばかにしている」と批判され、昨年9月にグループを離れ、家族が暮らしている米シアトルで謹慎していた。JYPに対し、ジェボムの復帰を強く求めてきたファンは、ジェボムが永久脱退するという話を聞き26日、「2PMは死んだ」という意味で菊の花を手に、ソウル市江南区の同事務所があるビル前でデモを行った。

 チョン代表は27日、「当社が採択している標準契約書によると、JYPには所属タレントの私生活を管理する責任はなく、すべての責任は第一次的にジェボムが負わなければならない。今回の件を図式的に見ると、ジェボムは加害者で、2PMメンバー6人と会社側は被害者」と述べた。

 インターネットや街中では、ジェボムの「私生活上の問題」とは何なのかを憶測するデマがあちこちに広がっている。これについてチョン代表は、「国民の皆さんに向けた告知に、うそを書くことはできなかった。その問題(私生活上の問題)が流出しないことを望んでいるが、この件にかかわる人物がいるため、(明らかになる)可能性はあると思う」と話している。

 2PMのメンバーもこの日、「到底見過ごすことができない問題だった。ジェボムが2PMに復帰する可能性はないし、新メンバーやリーダーを選ぶ予定もない」と語った。メンバーのジュンホは「この事実を知ったことでジェボムを憎んだ。僕たちは彼の復帰のためベストを尽くしてきたが、今はこの件について沈黙することが彼を守ってやること」と意味深長なコメントを出した。

チェ・スンヒョン記者

昨年、ジェボムが活動していたころの2PM。

/写真=イ・テギョン記者
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