コン・ユが横浜ファンミ開催で会見、「復帰作は映画で」


 昨年12月に除隊した俳優コン・ユが28日、パシフィコ横浜国立大ホールにて「コン・ユ ファンミーティング2010~With YOO~」を開催し、5000人のファンとの触れ合いを楽しんだ。この日に先立ち、26日には神戸国際会館こくさいホールでもファンミーティングを開催、満員の2000人の観客を動員したばかり。

 コン・ユは同会場にてファンミーティング開催前に会見を行い、「思った以上に緊張している。ファンに会いたい気持ちが強かった」と緊張と喜びの気持ちを語った。

 2年間の兵役生活で自身の変化を問われると、「軍隊では個人よりも団体が優先される。規制された状況の中、ついていかなければならない。忍耐力がついた」とし、「俳優という仕事では、スタッフら周りに助けてくれる人がいる。そのため一人で何かをすることに慣れていなかった。(軍隊では)小さなことも自分で解決しなければならなかった。最初は大変だった」と明かした。


 どんなことかといえば、「韓国の男性なら難しいことではないが、下着を洗うとか、片づけをするとかそういう普通の簡単なことだが、普段は母親がやってくれていたので」と語り、「でも問題は、除隊をしたらやらなくなること」と言って笑いを誘った。

 軍隊で自信のついたことについては、「射撃が上手だった。イノシシを追いかけたり、ウサギを捕まえたり、木を切ったり…ペンキ塗りの作業があったが、それがうまいとほめられた」などと、楽しそうに振り返った。


 そんな入隊中に日本で「コン・ユ ジャパンオフィシャルファンクラブ~With YOO~」(http://gong-yoo.jp)が発足した。その名称「With YOO」は自分で選んだという。「休暇で外に出た時に、ファンクラブができたと聞いた。そして、いくつか候補が上がっていた名前の中から自分が選んだ」と語り、「ファンの皆さんと永遠に一緒にいられたらうれしい」と発足の喜びを口にした。

 気になる復帰作など今後の活動計画については、「まだ確定したいものはない。しかし、以前から映画に出たかった。除隊後の復帰作は映画と決めていた」との意思を明かした。


 その上で、「(作品選びには)慎重になってしまう。大作ということよりも、自分が満足できて、ファンの方が楽しんでくださるような作品を選ぶのは大変。ドラマを見たいという方が多いが、まず映画をやって、その次にドラマをやりたい」との展望を示しながらも、「2年間待っていていただいた上、作品を選ぶことでさらに待っていただいて、申し訳ない気持ち」とファンへの気遣いを見せた。

 作品のオファーは相当押し寄せているようだが、「以前は強い役、悪役に近い役、サイコパスなどをやってみたいと思ったが、除隊後少し考えが変わった。今はファンの皆さんが好んでくれるような、自分も共感できるような役をやりたいと思っている」との希望も口にした。


 さらに「単にキャラクターに頼るのでなく、ジャンルに関係なく、完成度の高い作品ということを念頭に置いている。『(500)日のサマー』のような映画がいいと思っている」とした。

 なお、この日のファンミーティングの模様は、韓国100%エンターテインメントチャンネルMnetにて4月17日午後11時に放送される。

東京=野崎友子通信員

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