チャ・テヒョンが『過速スキャンダル』舞台あいさつに登壇


 韓国で830万人を動員し、韓国歴代興行記録8位、ラブコメ部門1位という超大ヒットとなった『過速スキャンダル』がいよいよ日本で公開される。

 その劇場公開を記念した舞台あいさつ付き上映会「『過速スキャンダル』公開記念チャ・テヒョンin東京」が10日、東京・中野サンプラザにて開催され、主演のチャ・テヒョンがミニトークショーを行った。

 イベントに先立ち行われた会見で、チャ・テヒョンは「ご家族皆さんで楽しくご覧いただける映画。僕にも子どもがいるので、子どもと一緒に見られる映画に出たかった。実際僕の本当の息子も出演している」と語った。最後のほうのCM撮影場面に登場する子どもが彼の息子だ。


 映画が韓国でヒットしたが、「まったく予想していなかったので、とても感謝している。動員数がなんでこんなに上がっていくのだろうと思っていた」と語り、「娘ジョンナムと孫ギドンの二人の演技が魅力的なのだと思う」と言って笑わせた。

 おすすめのシーンは、との質問に「ワン・ソクヒョン君の場面と、歌を歌っているシーンがたくさんあるが、そこも見どころ」とし、撮影現場のエピソードとして「ソクヒョン君中心に現場の雰囲気が作られていた。彼が、おなかがすけば食事時間になり、眠くなったら寝かせて、というように彼が中心に回っていた」とジョークを交えて語った。

 ワン・ソクヒョンとの呼吸については、「撮影していて、どんどん仲良くなっていった。今でも一緒に食事をしたりしているし、ソクヒョン君にはおじいちゃんと呼ばれ、パク・ボヨンさんにはお父さんと呼ばれていて、今でも親しい間柄」と明かした。


 『過速スキャンダル』は、第45回「百想芸術大賞」映画部門シナリオ賞を受賞。監督・脚本は今回の作品がデビュー作となる新鋭カン・ヒョンチョルだが、新人とは思えないユーモラスなシチュエーションや巧みなセリフ回し、オリジナリティーあふれる演出力が評価された。

 そしてそれを見事表現した主演は、幅広い年齢層に愛されコメディー俳優の代名詞とも言われるチャ・テヒョンのほか、子役出身で、確かな演技力で人気急上昇中のパク・ボヨン。さらに1000倍という倍率のオーディションをくぐり抜けた愛らしい子役ワン・ソクヒョンが、大人顔負けの巧みな演技を見せる。これら相まって、愉快でハートフルなコメディーの秀作が完成した。


 絶大なる人気を博したかつてのアイドルスター、ナム・ヒョンス(チャ・テヒョン)は、30代半ばになった今でも聴取率1位の人気ラジオ番組のDJだ。そんな彼の前に毎日欠かさずメッセージを送ってくるリスナー、ファン・ジョンナム(パク・ボヨン)が、ある日突然現れる。そして、ヒョンスがスピードオーバー(韓国では“できちゃった婚”を意味する)をして作った実の娘だと言い出した。しかも彼女は小さな子ども(ワン・ソクヒョン)まで連れていた。この突然の「災難」に、順風満帆だった彼の人生は一体どうなる…?

 『過速スキャンダル』は、2月13日より、新宿武蔵野館、シネマート六本木、品川プリンスシネマ、名古屋ピカデリー、梅田ガーデンシネマ、シネマート心斎橋にてロードショー公開される。

東京=野崎友子通信員

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