交際発表や結婚後、人気が落ちるのは昔の話。最近はむしろ、すべてが上手くいくスターカップルの方が多い。
ソル・ギョング&ソン・ユナ夫妻が代表的な例だ。
映画界が認める演技派ソル・ギョングは最近、観客動員力まで見事に発揮。昨年の『海雲台』に続き、今月7日に公開された『容赦はない』が順調な滑り出しを見せている。公開8日目に当たる14日、軽く観客動員数50万人を突破した。
公開前、『容赦はない』の興行成績予想は決して高くなかった。『アバター』や『田禹治(チョン・ウチ)』の勢いが止まらなかったためだ。しかし、「ソル・ギョング印のスリラー」に対する観客の好奇心が、あらゆる逆風を吹き飛ばす原動力として作用した。
ソン・ユナ主演の『ウエディングドレス』も同じ。涙腺を刺激する作品として、口コミで広がっている。この2作が1週間違いで公開されたため、夫婦間の興行対決を避けられなかったが、結果的に「ウィン・ウィン(双方に利益がある)効果」を得た。
また今年、2世の誕生を控えている二人は、不安定な妊娠初期も無難に乗り切った。スポーツ朝鮮とのインタビューで14日、ソン・ユナは「好きだったコーヒーを絶ったことを除けば、全く大変だとは思わない」とにっこり笑った。
パク・ヨンウ&チョ・アン・カップルも最近絶好調だ。
二人とも公認カップルになってから、仕事も恋愛も順調に進んでいる。助演のイメージを吹き飛ばすと同時に、大衆的な好感度を上げるのに成功した。
パク・ヨンウは最近スタートしたドラマ『済衆院』(SBS)を通じて、確実に主演俳優として存在感を示している。チョ・アンもドラマ『みんな一緒にチャチャチャ』(KBS第1)で、お茶の間から愛されている。チョ・アンは昨年、映画『キングコングを持ち上げる』で久しぶりにヒットを味わったのに続き、連続ドラマの主人公としても合格点を得た。
デートする写真をミニホームページに公開するなど、さわやかに交際する姿を通じて、これまで何かが足りなかったオーラを補強した。
そのほか、結婚後仕事が上手くいっているカップルとして外せないのがキム・スンウ&キム・ナムジュ。二人とも昨年、「第2の全盛期」を迎えた。
まずキム・ナムジュが『内助の女王』で人気を博し、キム・スンウは話題作『アイリス』に続き、映画『夜霧』に積極的に取り組んでいる。
二人はファッション誌で過激なグラビア撮影をするなど、相次ぐ共演で注目を浴びている。結婚後、お互いのイメージ作りにプラスの影響を与え合いながら、ウィン・ウィン効果を得ている。
愛と仕事の二兎を手にするスターカップルたちがトレンドを生み出しながら、現在交際中のチャン・ドンゴン&コ・ソヨン、キム・ヘス&ユ・ヘジンなど、ほかのスターカップルの歩みにもプラスの影響を及ぼすものとみられる。