韓国、タイ、日本のアジア3国が参加するオムニバス長編『釜山プロジェクト(仮題)』に、ソル・ギョングやカン・ドンウォン、ソン・ヘギョ、キム・ミンジュンといった超豪華キャストの出演が決まった。
『釜山プロジェクト』サイドは12日、タイのウィシット・サーサナティアン、日本の行定勲、韓国のチャン・ジュンファンという、各国を代表する監督が演出を手掛けるオムニバス映画のキャスティングとあらすじを公開した。
ウィシット・サーサナティアン監督の『Iron Pussy』は、1970年代の釜山にスパイとして潜入したタイ出身の女装した男性が、正体不明の韓国人男性に恋をするというストーリー。キム・ミンジュンが正体不明の韓国人男を演じ、タイのマイケル・シャワナサイと共演する。
行定勲監督が演出するファンタジー『kamome』は、2010年の釜山を背景とした、映画撮影監督と年ごろの女性の、視覚を超越した蜃気楼(しんきろう)のようなラブストーリーだ。ソル・ギョングと吉高由里子がキャスティングされた。
チャン・ジュンファン監督の新作として話題を集めている『love for sale』には、韓国の人気トップ俳優カン・ドンウォンとソン・ヘギョがキャスティング。近未来の釜山を背景に、愛を売って生きる産業化の中で互いの記憶をなくしてしまい、致命的な愛にのめり込むことになる二人の物語。
1月中旬の『love for sale』クランクインを皮切りに、約1カ月間に3作品が順次撮影スタート。今年のカンヌ映画祭への出品を目標としている。