FTIslandが今年最後のライブ開催、ホンギ感極まる


 5人組ティーンズバンドFTIslandが23日午後6時、Zepp Tokyoで日本では2009年最後となるライブ「FTIsland last one man live in 2009-So Long, Au revoir-」を開催した。

 ライブ前に「日本では今年最後のコンサートになりますので、気持ちを込めてたくさん練習して頑張ってきました、皆さんに楽しんでいただけるといいなと思います」と力強く語っていたメンバーら。

 その言葉どおり、ライブではアンコールを含めて19曲を元気に披露したが、終盤には、リードボーカルのホンギが感極まって目をうるませ、歌えなくなるというシーンも。しかし最後には全員が最高の笑顔で「来年もすぐ来ます!」とファンに早くも再会を約束した。

 今年は、FTIslandにとってさまざまな変化があった年だった。メンバーのウォンビンが脱退し、新メンバーとしてスンヒョンが加入。またイ・ホンギはミュージカル『真夏の夜の夢』、ドラマ『美男<イケメン>ですね』に出演。ジェジンもミュージカル『ソナギ』に挑戦した。またジョンフン、ジェジン、ミンファンの3人でFT Tripleとしてユニット活動をし、新たな魅力を見せた。


 また、現在韓国ツアー中でもある。19日の富川公演を皮切りに、30日に全州公演、来年1月23日には釜山公演が予定されており、アジアツアーも計画されているとのことだ。

 一方、公演に先立ち記者会見が行われ、16日に発売した初の日本でのアルバム「So Long,Au revoir-」について語った。

 ジェジンは、「『The One』 をはじめシングル収録の9曲に新曲が2曲が加わり11曲が入っています。それにボーナストラックとしてコメントの録音が入っています」とし、これは全部の仕事が終わった後、メンバーのみんなで話をしているのをそのまま録音したものです」と明かした。

 今回、初めて作詞に挑んだというスンヒョン。「『Winter’s Night』という曲の詞に参加させていただきました。これは女性の恋人と別れ、天にまで昇って探したいというような思いをこめて書いた曲です」。


 また、メンバーの手作り感が出ているアルバムとのことで、「アルバムの中に歌詞カードが入っていますが、がこのカードのイラストをジョンフンが書きました」とジェジン。

 ホンギは「自分が歌うパートの部分ですが、『Ready Go!!』というリード曲でもあるこの曲は難しそうだなと思って、たくさん練習して臨みました。でも実は『Winter's Night』の方がもっと難しいということがわかり、とても苦労したという思い出があります」と語った。

 また今年を振り返り、スンヒョンは「ホンギのドラマも良かったけどジェジンのミュージカルが素晴らしかった。観にいって泣いてしまったので、ジェジンの方が印象的」と率直に言うと、ミンファンが「ホンギがドラマに頑張っていたと思う。ドラマのヒットに貢献したと思います」とフォロー(?)を見せるなど、仲の良いところを見せた。


 さまざまな出来事や新たな挑戦により今年は成長を見せたメンバー。「最近は海外での仕事が多いので、両親への電話で『心配しなくていいよ』と毎回言うたびに、だんだん大人になってきたのかなと感じています」と語ったミンファンの10代らしいコメントも印象的だった。

 ニューアルバム「So Long,Au revoir-」は、「インディーズ活動の集大成でもあり、ベスト盤ともいえる1枚」とのことだが、FTIslandは来年、日本でついにメジャーデビューが予定されている。

 今年は、BIGBANG、超新星といったダンスグループがメジャーに進出し、活躍した。2010年はFTIslandの年になるか。期待して待ちたい。

東京=野崎友子通信員

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