インタビュー:コ・ヒョンジョンの正直トーク(上)


 コ・ヒョンジョンは正直だった。ドラマ『善徳女王』でミシルが徳曼王女(後の善徳女王)に対し、自分の計略と心の内を隠さず打ち明けたように。

 コ・ヒョンジョンが11月26日、ソウル市江南区清潭洞で映画『女優たち』の公開を前に記者会見を行った。 コ・ヒョンジョンは今年出演した話題作や離婚後のカムバックなどについて、自分の考えを包み隠さず打ち明けた。

 映画『女優たち』は、6人の女優たちがクリスマスイブに集まり、ファッション雑誌のグラビアを撮影する、というドキュメンタリータッチの作品。

 主演はユン・ヨジョン、イ・ミスク、コ・ヒョンジョン、チェ・ジウ、キム・ミニ、キム・オクビンといった韓国最高の個性的な女優たち。

 コ・ヒョンジョンはこのような大女優たちとの共演について、「正直、最初にキャスティングされたとき、『コ・ヒョンジョンがこんな大女優たちの中に入れるの?』と言われても仕方がないと思った。このような作品に出演させていただき、本当に感謝している」と語った。

女優として生きるということ

 映画のタイトルが文字通り『女優たち』だ。コ・ヒョンジョンにとって「女優」という単語は格別なように思える。

 「ドラマのせりふの中で、わたしのせりふではなかったが、『心にもない謙遜などしなくていい』というのがあったのを思い出す。わたしは本当に女優になりたかった。演技というものが本当にやりたかった。けれど、わたしにも限界というものはあると思う」

 共演した女優たちについてどう思うか、気になった。

 「この映画に出演するまで、チェ・ジウさんはテレビで見ただけだった。わたしの方が4歳も年上だから、上下関係をはっきりさせ、完全に上に立とうと意気込んでいたけれど、実際に会ってみたら本当にきれいで、何となくその気が失せてしまった。それにきちんと整頓されたタイプの人だった。そうでなかったら、ちょっといじめてやろうかなと思っていたけれど、自由に演技ができないほどきれいで優しい人だった。今回の作品で、わたしはほかの女優さんたちにお酒を飲ませたり、いじめたりする役だった。

イ・ミスク先輩だけには頭が上がらなかったけれど、ほかの人たちに対してはほとんど悪役に徹した」

クォン・ヨンハン記者
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c)Chosunonline.com>
関連ニュース