栄養満点、味も満点干しダラスープ(下)

干しダラスープを味わえる店

 ソウルを旅していて、美味しい干しダラスープを食べたいと思ったら、これから紹介する専門店へ行くとよい。朝早くから開いているため、朝食に干しダラスープを食べ、体を温めるというのもいいだろう。ソウル市内で、干しダラスープが特に美味しいとして有名な専門店は、次の2カ所がある。

40年以上変わらぬ味武橋洞北魚スープ店

 40年以上もの間、干しダラスープ一筋で続けてきた店だ。1968年にオープンして以来、現在に至るまでまったく変わっていない、この店の第1の原則は、干しダラを1匹丸ごと仕入れ、手を加えているということだ。最近は韓国の主婦たちも、1匹丸ごと買うことはなく、業者が加工・包装したものを使っている。だが、この店の店主の話によれば、「機械を使うと、干しダラは病気になったようにまずくなってしまう」と話す。
 機械を使うと干しダラの身がつぶれてしまうため、昔ながらの方法で叩いて軟らかくし、飼葉切り(牧草を切る道具)を使って切るという。そのため、店主や従業員たちの手は生傷だらけだ。そしてもう一つ、この店が守り続けているのが、12時間もわたって煮込んだ牛骨のだし汁を使うという方法だ。さらに、生臭さを消すため、そば粉や大根、干しダラの骨などを加え、1日かけて仕込みをする。こうして、真心を込めて煮込んだ干しダラスープ(5500ウォン)は、濃厚で香ばしく、淡白な味が自慢だ。水キムチやキュウリの塩漬け、ニラの和え物などのおかずもまた、家に持って帰りたくなるほど美味しい。手間がかかり、材料費も馬鹿にならない発酵食品ばかりをおかずとして出すのも、消化に良いものを出そうと配慮しているためだ。また、スープや干しダラを別々に、無料でお代わりできるのも大きな特徴だ。最近は日本人観光客たちの間でも、こだわりの味が知られるようになり、訪れる人が増えてきているという。お昼や夕飯の時間帯は、行列ができることも日常茶飯事のため、できれば混み合う時間帯は避けた方がよいだろう。



■開館案内

*アクセス:地下鉄2号線乙支路入口駅下車。1番出口を出て、ソウル市庁前広場が見える三叉路を右へ入り、国民銀行前の十字路を過ぎて、次の三叉路を右に入ると、警察の太平路交番の向かい側に見えてくる。
*所在地: ソウル市中区茶洞137番地
*営業時間: 平日は午前7時-午後8時、土日は午前7時-午後5時
*TEL: 82-2-777-3891

24時間温かいスープを味わえるトゥムブク タムブク

 「量がたっぷりで美味しそう」という意味の「トゥムブク タムブク」は、その名の通り、量がたっぷりでふくよかな味が自慢の、干しダラスープの専門店だ。ソウル・江南地区に教大店(82-2-3477-8689)、ペンペン店(82-2-525-8689)、COEX店の三つの支店があるため、江南に泊まったり、訪問したりする際には訪れるとよいだろう。
 24時間営業のため、いつでも干しダラスープを味わえるというのも強みだ。本誌が取材したCOEX店は、COEXモールの近く、セブンロック・カジノ江南店の真ん前にあり、近くを訪れたときに食事をとるには打ってつけだ。干しダラと牛骨でだしを取り、外部に公開できない「秘密のタレ」を加えるというこの店の干しダラスープ(6000ウォン)は、白っぽい色をした濃厚なスープが自慢だ。また、精米して15日以内の米だけを使うというご飯、新鮮な材料を厳選し、直接漬け込んだキムチやカクテキは、干しダラスープと非常によく合い、味を一層引き立てる。ご飯、豆腐、だし汁などはいくらでもお代わりできる。「低カロリーで、たんぱく質が豊富な干しダラは、女性の肌を美しくするだけでなく、ダイエットにもよい」と店主は話している。甘辛く味付けした干しダラ料理(20000ウォン)、韓国で「メセンイ」と呼ばれる海藻の一種を入れた「メセンイ干しダラスープ」(7500ウォン)などのメニューもある。



■開館案内

*アクセス:地下鉄2号線三成駅下車。5番出口を出て、現代デパート前の三叉路を右に入る。オークウッド・ホテルの向かい側。
*所在地:ソウル市江南区三成洞153-43 番地
*営業時間: 24時間営業
*TEL:82-2-568-9292

記事=イ・ヒョンジュ, 写真=チェ・ヨンデ

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