-ペ・ヨンジュンさんに劣らず日本で人気があるようだ。どっちの方が人気があると思うか。
「(しばらく無言で)僕が聞いたところでは、僕たちは少しタイプが違うため、比べるのは難しいらしい」
-ペ・ヨンジュンさんのように事業を始める計画はあるか。
「(笑って)そっちの方の才能はまったくない。僕は一つのことに没頭してこそ、何とかその仕事をこなせるというタイプ。『アイリス』を撮影しながら、日本で『G.I.ジョー』や『グッド・バッド・ウィアード』のプロモーション活動を行ったが、台本が頭に入らなくて苦労した」
-正直なところ、チャン・ドンゴンさんやチョン・ウソンさん、ペ・ヨンジュンさんのような完ぺきなイケメンではないとも言えるが。
「若いころは、テレビで自分の姿を見て、『自分で見ても格好いい』と思ったことがかなりあった。でも年を取るにつれ、そういうことをまったく思わなくなった。ハンサムだというほめ言葉は、それほどうれしくもない。最近は『俳優らしい顔をしている』という言葉が一番僕を興奮させた。それが僕の力ではないか」
-それでも年齢に比べれば若く見える方だ。
「若いころから老けて見える人は、年を取ってもあまり変わらないもの。僕がそのタイプなのかもしれない。中学時代の写真を見ると、そのとき既に今に近い顔をしていた。実際、俳優としての存在感のためには、ただ若く見えればいいわけではない。自分の年に合った顔が1番いい。でも時々、中学や高校時代の友人に会って飲んでいると、確かに僕の方が若く見えると思う」
-来年40歳になるが、結婚の予定は?
「早く結婚したい。でも結婚は運命だと思っている。努力してできるものだろうか。実際、数年前まではまったく焦っていなかったが、最近は仕事ばかりでそういう機会がまったくなく、少々寂しくなることがある。これからはある程度自分でも努力しなければならないと思う」
-それでは2004年にソン・ヘギョさんと破局した後、1度も恋愛をしていないということか。
「1度だけ。大学院生だった。もう一人は、付き合ったと言えるほどの関係ではなかった」
-俳優としての夢は何か。
「今のような時間が続いてくれたらと思う。地味に聞こえるかもしれないが、そうではない。選ばれるのではなく、自分で選ぶことのできる俳優として生きていくのは本当に難しいこと。今の状態をこれからもずっと維持していきたい。それが難しいということは知っている。上り坂があれば下り坂もあるはずだから。
いつか僕も再び、誰かに選ばれるのを待つ俳優に戻るだろう」