チュ・ジンモ『霜花店(サンファジョム)』舞台あいさつに登場


 俳優チュ・ジンモが20日、〈韓流シネマフェスティバル2009~約束 YakSok~〉のオープニングに合わせて訪日し、主演映画『霜花店(サンファジョム)~運命、その愛~』(以下『霜花店』)の舞台あいさつを東京・シネマート新宿にて行った。

 チュ・ジンモが日本で舞台あいさつを行うのは初めて。「緊張している」としながらも、ファンの呼びかけに小さく手を振るなど、楽しんでいる様子だった。

 出演をオファーされた時の思いをチュ・ジンモは「この作品は俳優の解釈によってどうにでも表現ができると思った。王の役は非常に情熱のある、余裕のある俳優にしかできないと聞いていたので、また監督を信頼していたので、オファーをすぐに受けた」と語った。


 「しかし、チョ・インソンさんとの愛の部分に心配はあったので、悩む部分もあったが、彼とは前から親しかったので、彼を信じて撮影に臨んだ。撮影していて、何事にも頑張る俳優だと思った」とした。

 ソン・ジヒョについては、「心がきれいで澄んでいる人。今回は露出もあって、彼女ができるのかと心配もあったが、彼らの演技する姿を見て、自分も頑張らなければと思った」と語った。

 今回の自身の演技に関しては「王の心に隠されている部分を演じるのが難しかった。目で表現しようと努めていた。いつになく気持ちを抑える演技が難しかったがやりがいがあった」と満足感を示した。


 見どころとしては、「シナリオを呼んでいる時も感じたことだが、最後の一言のために出演をしたいと思ったほどの一言。その言葉で、王の気持ちを十分に理解してもらえると思うので、その言葉を深く心に刻んで感じて欲しい」とした。

 チュ・ジンモは、大ヒットとなった『カンナさん大成功です!』や、チョン・ウソンとともにイケメンぶりが話題となった『MUSA~武士~』、昨年秋の〈韓フェス〉で公開された『愛 サラン』などで、ルックス、人気を兼ね備えた実力派俳優として着実にステップアップしてきた。

 そして、韓国で昨年封切られ400万人動員の大ヒットとなったこの『霜花店』で、ついに百想芸術大賞映画部門最優秀演技賞を受賞。俳優として大きく飛躍することになった。


 最後に、「これまで自分がやりたいものをやってきたが、これからは、観客・視聴者がやってほしいというような役をやりたいと思う」と目の前のファンを意識したように語ると、大きな拍手が沸き起こった。

 高麗の王(チュ・ジンモ)、王の近衛部隊・乾龍衛隊長のホンニム(チョ・インソン)、王妃(ソン・ジヒョ)がそれぞれの愛に燃え、嫉妬(しっと)や苦悩する様を衝撃的に描く『霜花店』は2010年2月6日にシネマート新宿、シネマート心斎橋ほかでロードショー公開。前売りは11月21日より開始される。

 一方、チュ・ジンモが『霜花店』の後、主演したドラマ『MY DREAM~マイ・ドリーム~』が、CS放送のアジアドラマチックTV★So-netにて12月19日より日本初放送される。

東京=野崎友子通信員

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c)Chosunonline.com>
関連ニュース