ワールドカップ公園に展望台建設へ /ソウル


 北漢山の峰や真っ青な漢江など、ソウルの景色を一目で見渡すことができる展望台が、ワールドカップ公園(ソウル市麻浦区上岩洞)内にある「ハヌル公園」の頂上に誕生する。

 ソウル市は、市民らがいつでも観覧できる場所に芸術作品を設置する「都市ギャラリー・プロジェクト」の一環として、ハヌル公園に「希望展望台」を建設し、30日午後4時から一般に公開する。これは、審査の結果選ばれたイム・オクサンさんの「空を入れる器」というタイトルの作品。

 同展望台は器の形をしている。底の直径は3.7メートル、上の部分は同13.5メートルで、高さは4.6メートル。鉄骨の構造物で、3段の円形展望デッキを設置した。展望台の中にはベンチがあり、座って一休みすることができる。また、内部の空間を利用し、小規模な公演を行うこともできる。

 ソウル市でデザイン企画を担当するチェ・ホンヨン氏は、「時がたつほど周囲をつる植物が覆い、まるで展望台全体が生きているような印象を与えるはず。これは、ゴミの埋立地から年間180万人が訪れる生態公園へと変身したハヌル公園の生命力を象徴している」と説明した。

チェ・ミンギ記者
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