ドラマ『コーヒープリンス1号店』や映画『アンティーク~西洋骨董洋菓子店~』などで注目されたモデル出身の俳優キム・ジェウク。日本語を自在にあやつることもあって、日本でも人気の俳優だ。
キム・ジェウクは8日、東京なかのZERO大ホールにてファンミーティング「キム・ジェウクが贈るLOVE STORY」〔主催:(株)フラウ・インターナショナル〕を開催。チケットは即完売するというファン待望のファンミでは、自身のバンドの「ミニライブ」を披露し、ファンの喝さいを浴びた。
しかし、『風の国』以降、目立った活動がなかったキム・ジェウクに、ファンは「俳優」としての姿を待ち望んでいる。今年、長年の夢を実現させスタートさせた音楽活動を含め、今後の活動が気になるところ。日本語堪能ながら、口数が少なくシャイな性格といわれるキム・ジェウクに率直な思いを語ってもらった。
―今年は、ファンの前に姿を見せることが少なかったようですが、どのように過ごされてたんでしょうか。
「『風の国』が終わってから少し休んで、モデルの仕事やバンドの活動をしていました」
―先月24日に、韓国の代表的な秋の音楽イベント「グランドミントフェスティバル」に出演し、バンドとして初めてステージに上がられましたね。
「はい。まだデビューもしてないし、何も失うものはないので、楽しもうと思って参加しました。日本のファンの方もたくさん応援に来てくれて、ありがたかったです」
―「フェスティバルガイ」を務められたとか。何をされたんでしょうか。
「広報大使ですね。CMとか宣伝インタビューとか…楽しかったですよ」
―バンド「Walrus」はどのように結成されたのでしょうか。バンド名はビートルズの「I Am the Walrus」から付けられたそうですが。
「中学生くらいから音楽(バンド)がやりたかったんです。バンドメンバーは大学時代の同級生で、2003年ごろからバンド活動をしたかったんですが、ようやく今活動することができるようになりました。作詞は全部自分が担当していて、作曲はメンバー全員で作っています。ちょうど33%ずつぐらい」
―オリジナル曲はもうたくさん出来ているのでしょうか。
「たくさんあることはあるんですが、ライブで演奏できる曲は10曲くらいですかね(笑)」
―『コーヒープリンス1号店』ではクールな役でしたが、『風の国』ではコミカルな役どころでした。「魔性のゲイ」もありましたが、どんな役が演じやすいですか。
「どれも好きだし、どれも難しいです。演じることが役者なので、一人前にやる、という気持ちでどんな役でもやるだけですね」
―俳優としてやっていけると思った、ターニングポイントになった作品は何でしょうか。
「…やっぱり『コーヒープリンス1号店』ですね」
東京=野崎友子通信員