新型インフルエンザによる合併症で、息子を亡くした俳優イ・グァンギ側がやるせない思いを語った。
イ・グァンギの関係者は9日午後、スターニュースの取材に応じ、「タミフルの処方基準があいまいなようだ」とし、「ソッキュ君の一件で周囲も大変混乱している」と伝えた。
同氏は「ソッキュ君の場合、初めは症状がひどくなかった。単なる風邪とみられ、近くの個人病院を訪れた」とし、「タミフルの処方に対する基準がもう少し明確だったらと思うと、残念でならない」と語った。
続けて「ソッキュ君の状態がすでに悪化した状態でタミフルが投与された」とし、「ソッキュ君の母親は現在ひん所(出棺までひつぎを安置する場所)で“タミフルを早くに飲んでいれば”という言葉ばかり繰り返している」とも。
そして「家族は今になって後悔しているが、当時は医師の診断と処方に従うのが先ではなかったのではないか」と残念がった。さらに「イ・グァンギさんが親として息子を失った悲しみは大きいが、今回の件が静かに収拾されることを願っている」と伝えた。
また「ソッキュ君の新型インフルエンザ感染の経路は今のところ分かっていない」とし、「家族も検査を受けたが、新型インフルエンザ陰性の判定を受けた」と伝えた。
関係者の話では、イ・グァンギは現在安静を取り戻して弔問客を迎えているが、食事もほとんどできない状態だという。