キム・ジェウクが日本ファンミ開催で「アーティスト」に変身


 ドラマ『コーヒープリンス1号店』や映画『アンティーク~西洋骨董洋菓子店~』などで知られる俳優キム・ジェウクが8日、東京なかのZERO大ホールにてファンミーティングを開催した。

 「キム・ジェウクが贈るLOVE STORY」というタイトルで(株)フラウ・インターナショナル主催にて行われたファンミーティングだが、昨年の9月以来二度目のファンミ開催。その時以来、約1年ぶりの公式訪日とあって、会場は待ち焦がれた1200人のファンで埋め尽くされた。

 ファンミーティングでは、トークほか、すべて流ちょうな日本語で進行。ファンから募集したそれぞれの「LOVE STORY」レターの中から選ばれた3作品をその場でいきなり朗読し、日本語力を大いに発揮した上、抑揚を付けたリーディングで俳優らしさも見せた。


 そして、この日ファンが楽しみにしていたのは、彼自身がボーカルを務めているバンド「Walrus」のライブだった。キム・ジェウクは「普段の自分の音楽とはちょっと違うが、ファンの方が聞きやすい音楽を選んだ」とし、「僕らの音」(Mr.Children)やビートルズの「Yesterday」「The Long And Winding Road」など6曲を歌い、ファンに新たな姿を披露した。

 最後に握手会を行った後、「楽しかった。皆さんから次回作のことを聞かれたりして、そういうタイプではないのだが、『頑張らなければ』と思った」とシャイで口下手なところがあるキム・ジェウクが照れながらもはっきりと語ったのが印象的だった。


 一方、ファンミーティングに先立ち、キム・ジェウクは同日午前、会見を行った。

 先月24日に「グランドミントフェスティバル」でバンドとして初めてステージに上がったことについて「失うものは何もないので、楽しくやった」と語った。

 ドラマ『風の国』以降、今年は、モデルとしての活動やバンド活動をしていたというキム・ジェウク。「昔からやりたかったバンド活動をちゃんと始めた、ということだけで意味がある年だった」とし、CDデビューについては準備ができたらいつでもやりたいが、具体的な予定はまだ未定だとのことだ。


 「ライブ中心に活動していきたい。音楽は基本ロックだが、皆が一緒に歌える、共感できるような少しイージーなロックでやっていきたい。日本でもやりたいが、作詞を全部自分がやっているが、下手な日本語で作詞をやるのは大変だなと思うし、まず韓国で。いつかは日本でも」との展望を語った。

 そして、ファン待望の俳優活動については「ちゃんと決まってはいないが、温かくなる前には始められるのではないかと」と期待感を持たせた。

東京=野崎友子通信員

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