『宮廷女官チャングムの誓い』で悪役のチェ尚宮を演じたことなどで知られるキョン・ミリさんらが株価操作に関与していた疑いが強まり、ソウル中央地検は29日までに、キョンさんの夫の事務所を家宅捜索した。
検察によると、キョンさんは自身の投資するバイオベンチャー企業、FCBトゥエルブの株価を操作し、巨額の差益を得た疑い。歌手のテ・ジナさんも同様の容疑が持たれている。FCBはキョンさんの夫が経営する企業で、同社が衣類会社を買収後、有償増資を行う過程で、キョンさんらは仕手筋を使い、株価を不正につり上げていた。
FCBの株価は株価操作前に約1万6000円(約1220円)だったが、キョンさんらが増資を引き受けた後、12万7000ウォン(約9690円)まで高騰した。キョンさんは一連の株価操作で一時約40億ウォン(約3億500万円)の含み益を得て、マスコミにも報じられていた。
キョンさんらは容疑を否認しているという。テ・ジナさんは「株価操作には関与していない。必要ならば捜査には誠実に対応する」と話している。