インタビュー:豪華マンション手に入れたヒョンヨン(上)

デビュー12年目にして手に入れたマイホーム

 1998年に上京し、チョンセ(家を借りるために家主に支払う高額の保証金)わずか400万ウォン(約31万円)の地下室一間でソウル生活をスタートしたヒョンヨンが、芸能界デビュー12年目にして豪華マンションを手に入れた。常にハードなスケジュールに追われているヒョンヨンにとって、家は「休息」以上の意味を持つ。ヒョンヨンにとって家とは、ブラウン管の中で見せるヒョンヨンならではの活気あふれるエネルギーを充電する秘密の場所だ。そんなヒョンヨンが、自分だけのシークレット・カプセルのドアをそっと開けた。豪華なシャンデリアのせいか、それともほかの何かのせいなのか分からないが、そこはとてもまぶしかった。

 ヒョンヨン宅の内装工事には2カ月かかった。100坪(約330平方メートル)という広さもさることながら、細かいところまで厳しくチェックするヒョンヨンの性格のせいだろう。数多くの紆余(うよ)曲折の末、ヒョンヨンの宮殿が完成した日、ヒョンヨンは初めて合コンに参加する新入生のように顔が上気していたという。



■ヒョンヨン式の生き方

 「誰でも自分名義の家を持つのが夢じゃないですか。こんな風にマイホームを手に入れることができて、本当にうれしいし幸せです。正直、こんなに早くすてきな家を手に入れることができるとは思っていませんでした」

 本当はもっと早く家を買うこともできた。しかしヒョンヨンはまず、両親のために京畿道水原と江原道華川に家を購入した。自分はまだ若いため、急ぐことはないと思ったからだ。

 「一時、家を買うべきかどうかとても迷いました。結婚もしていない女性が家を買うということが、正しい選択なのか。むしろ家を持っていることが、結婚の障害になるのではないかとも思いました。でもよく考えてみたら、自分名義の家は必要だと思ったんです。あちこち引っ越して回ることにもうんざりしていましたし」

 ヒョンヨンはまったく隙がなく、計算高いようにも見える。長所にも短所にもなる部分だが、ヒョンヨンはなぜか損をすることはせず、何事にも正確な基準を持っているように見える。そして、財テクに関する本を出版するほど、非常にしっかりした経済観念を持っている。

 ヒョンヨンはニュースを視聴中、どの地域の土地が値上がりするという情報を耳にすると、時間を作って必ずそこへ行ってみるという。現地の不動産業者を訪ねると、すぐにその地域の雰囲気を把握できるそうだ。

 「わたしが昨年、『ヒョンヨンの財テク』という本を出版すると、皆から『どうすれば財テク資金を作ることができるのか』と聞かれました。そのたびにわたしは、財テクで一番大切なのは節約だと答えました。わたしも最初は、何事も節約の毎日でした。そのようにして集めたお金が、ある程度時間がたつと大きなお金になることが分かったのです。まずは小さな額から集めて、少しずつまとまったお金にすることが最初の課題だと思います。

自己資本なしで無理な投資をするのは、3-4発しか実弾の入っていない銃を持って戦場に行く兵士ようなものです」

ペク・ウニョン記者
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