9月に必ず食べたい食材3選

 秋の大きな魅力の一つは、旬の食材がたくさんあるということ。本格的な秋を前に、大地の豊富な栄養をたっぷり蓄え育ったイチジク、ホウキタケ、ハスの葉を使ったヘルシー料理を、料理研究家のパク・ジョンスクさんが紹介。それぞれの食材の効能については、エスザークリニックのヨ・エスザー院長が解説した。

■高血圧に効果的なイチジクとアヒルのくん製サラダ

 イチジクはカリウムを多量に含んでおり、血圧が高い人や、塩分を多く摂取しがちな人にお勧めの食材。ポリフェノールも多く、老化を防ぐ効能もある。ポリフェノールは、老化の主な原因となる活性化酸素を減らす抗酸化成分を含む。プルーンに比べ植物繊維が2倍以上多く、便秘にも効果がある。アヒルのくん製は100グラム当たりの飽和脂肪が2グラム未満という低カロリー食品のため、ダイエットにも最適だ。

■材料=イチジク3個、アヒルのくん製100グラム、サラダ用ベビーリーフ適量、ドレッシング(しょうゆ大さじ1杯、グレープシードオイル大さじ3杯、バルサミコ酢大さじ2杯、ハチミツ大さじ1杯、レモン8分の1個、ごま油小さじ1杯、乾燥トマト大さじ2杯)

(1)ベビーリーフを洗い、氷水にひたしてから取り出し、水気を切る。(2)ドレッシングの材料をすべて容器に入れ、よく混ぜ合わせる。(3)イチジクを食べやすい大きさに切る。(4)フライパンを熱し、アヒルのくん製をいためる。(5)皿にいためたくん製と野菜、イチジクを盛り合わせる。(6)食べる直前にドレッシングをかける。

■痴ほう予防に効果的なハスの葉ご飯

 ハスの葉を出産後に食べると、体のむくみが取れるといわれている。漢方では出血や夜尿症の治療にも使用される。レンコンにはレシチンが多く含まれ、脳の発達や脳血管性痴ほう症の予防にも効果がある。また、レンコンのねばり気に含まれるムチンは消化を促進し、コレステロールを低下させ、胃壁を保護する働きがある。

■材料=もち米800グラム、水1カップ、塩小さじ1杯、ハスの葉7枚、ハスの種1カップ、レンコン150グラム、栗200グラム、銀杏15個、種なしナツメ50グラム、マツノミ大さじ2杯、しょうゆ大さじ2杯、ハチミツ大さじ3杯


(1)もち米はきれいに洗い、2-3時間水にひたした後、水気を切っておく。(2)ハスの種はきれいに洗って一晩水にひたした後、水気を切っておく。(3)ナツメは濡れたふきんできれいにふき、4等分に切る。(4)栗は皮をむき、3等分に切っておく。レンコンはきれいに洗い、乱切りにする。(5)銀杏は皮をむいた後洗い、水気を取る。(6)マツノミは濡れたふきんできれいにふいておく。(7)蒸し器でもち米を蒸す(途中で塩水をかける)。(8)十分に蒸したもち米に残りの材料をすべて加え、味を染み込ませる。(9)下ごしらえしておいたハスの葉に材料を包む。(10)蒸し器でもう1度十分に蒸す。

■便秘に効果的なホウキタケ

 ホウキタケはビタミンDが豊富で、抗がん成分を含む健康食材だ。繊維質が多く含まれているため、便秘にも効き目がある。

■材料=ホウキタケ200グラム(しょうゆ大さじ1杯、ニンニクのみじん切り大さじ2分の1杯、砂糖小さじ1杯、ごま塩小さじ1杯、ごま油小さじ2分の1杯、コショウ少々)、牛ヒレ肉200グラム(しょうゆ大さじ2杯、ニンニクのみじん切り大さじ1杯、砂糖大さじ1杯、ごま塩大さじ2分の1杯、ごま油大さじ1杯、コショウ少々)、ワケギ100グラム、ハチミツ大さじ2分の1杯、マツノミの粉大さじ1杯

(1)ホウキタケは熱湯でさっとゆで、一晩水にひたした後、タレに漬け込む。(2)牛肉は食べやすい大きさに切り、タレに漬け込む。(3)熱したフライパンで牛肉、ホウキタケの順にいためる。(4)ワケギを加えてさらにいため、ハチミツとマツノミの粉を入れる。

キム・ミリ記者
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