9月13日、東京・日比谷公会堂で「韓流Music Festival 2009~チョ・ソンモ その歌声は聖母マリアのごとく響く~」が開催された。チョ・ソンモ、T‐MAX、K.Will、フィが出演するドリームライブで、それぞれが個性あるパフォーマンスを繰り広げた。
ライブに先だち、全員がそろって記者会見を行った。前日、すでに「韓流Music Festival 2009」札幌公演が行われていたこともあり、全員はすっかり打ち解けた様子でなごやかな会見となった。
チョ・ソンモは、初めての日本公演となるK.Willとフィに何かアドバイスはしたのか、との質問に「韓国の方と日本の方の雰囲気がかなり違うので、自分は初めぎこちなく感じた。韓国のファンは知っている曲は一緒に歌ってくれるが、日本の方は静かに聞いてくれるので、もしかしたら、自分が何か間違えているのかなと思って驚いた」と自身の体験を語り、「初めは克服するのは難しく感じたけど、2人とも歌もうまくて素晴らしい歌手なのでそれさえ克服すれば大丈夫だと思う」とこの場でアドバイス。
T‐MAXのミンチョルは、「僕たちも活動を始めたばかり。いろいろ難しい事もあるかと思うが二人とも素晴らしい歌手なので大丈夫。それより一緒に日本語を勉強しましょう(笑)」と語った。
それを受け、K.Willは「今アドバイスをいただいたが、その前にも皆さんからメッセージや、アドバイスをいただいてたし、初めての海外の活動ですごく緊張していたが、先輩達の歌っている姿を見ていて、思っていたより皆さんが気楽に受けとめてくれるんだなとわかって、とても楽な気持ちで歌っている。今日もそうやって出来るんじゃないかと思う」とした。
フィは「昨日、北海道で先輩の皆さんの舞台を見て、そこから学んだ事が多いと思うので、もちろん言葉も大切だが、舞台を直接見てたくさん学びたい。また、T‐MAXさんと一緒に日本語を頑張って勉強して次回は日本語であいさつしたい」と笑顔で答えた。
札幌でどこに行ったか、と尋ねるとチョ・ソンモは「公演が終わってから居酒屋へ行って食事をして、今日の準備があるので宿に帰った」と語り、居酒屋ではフィも一緒だったとのことだ。
T‐MAXは「札幌公演の後スタッフと食事をして、せっかく北海道へ来たのにラーメンを食べなきゃもったいないという事でタクシーの運転手に聞きながら札幌ラーメンを食べに行った」そう。
K.Willは「札幌はもとより日本に初めて来たので、公演後いろいろ見ておきたくて近くの繁華街を歩いてみたが、すごく道が整然としていてきれいで驚いた」と語り、それぞれ札幌の夜を楽しんだ様子だった。
なお、同イベントは、今年が駐日韓国大使館、韓国文化院開院30周年ということで、その30年間の日韓交流を振り返り祝う祝賀の場として、またNPO法人日韓文化交流会(http://www.japankorea.org)のチャリティー活動推進行事として行われたもの。出演者らは、歌の披露のほか、愛蔵品のチャリティーオークションなども行い、イベントは大盛況に終わった。
東京=野崎友子通信員