「韓国批判発言」で非難されアイドルグループ2PMを脱退し、米国に帰国したジェボム(22)=本名:パク・ジェボム=の騒動をめぐり、ファンと所属事務所JYPエンターテインメント(以下、JYP)の衝突が長期化する様相を見せている。
2PMのファンクラブ会員数百人は13日、JYP(ソウル市江南区清潭洞)社屋前で、沈黙デモを行った。近隣建物前の道路のあちこちに集まったファンは、顔に「返して」という文字が書かれたマスクをつけ、デモを決行、JYPに抗議した。
また「ジェボムさん、2PMに戻ってきて」「パク・ジェボム脱退撤回」などの内容を記したプラカードを掲げた。
一部のファンは「ジェボムの2PM脱退は自ら決めたのではなく、JYPの強要によるもの」という主張を展開している。
「ワンデイルーム」など約60の2PMファンクラブは10日午後、共同声明書を出し、「リーダー、パク・ジェボムの脱退に関する事務所の立場を受け入れられない。パク・ジェボムがいない今後の全ての活動に対し、ボイコットを宣言する」と事務所を批判した。
続けて12日には「JYPの商業的権利の下で発売される全商品を買わない」と不買運動を宣言した。
先立って2PMのプロデューサーであり、JYP代表のパク・ジニョンは10日、「ジェボムにとって今、自分自身を振り返り、反省するのはとても重要なこと」とし、「僕がそうだったように、皆さんもジェボムの(脱退)決定を尊重してあげてほしい」という公式立場を発表した。
しかしファンの抗議が続き、JYP側は公式的な対応を自制している中、ひとまず2PMの芸能活動を暫定的に中断するという方針を立てた。
これにより、『人気歌謡』(SBS)で司会を務めているテギョンやウヨン、『スターキング』(SBS)のニックン、『出発ドリームチーム シーズン2』(KBS)のジュンホらも今後番組から降板する可能性が高いとみられる。