チャンさんの闘病生活支えた純愛


 「一番近くで大きな力になってくれて、再び立ち上がる勇気をくれた人です」

 1日午後、この世を去った女優チャン・ジニョンさんの純愛が再び世間の人々の関心を集めている。

 トップ女優として活躍する中、昨年突然胃がんを発病したことが報じられたチャン・ジニョンは、昨年7月、恋人の存在を慎重に公開した。

 当初、芸能界関係者の間では、公然の秘密として知られていたチャン・ジニョンさんの恋人である事業家キムさんの存在は7月初め、あるメディアの報道を通じて世間に公開された。

 当時、療養のため米国・ロサンゼルスに向かったチャンさんは、熱愛説が浮上してから約10日後、所属事務所を通じて、「わたしにたくさんの勇気をくれた人」と交際の事実を発表した。

 チャンさんは「一般人の彼に迷惑をかけるかもしれないと思い戸惑ったが、幸いきちんと理解してくれて、むしろよかったと肩を叩いてくれる姿に力をもらった」と心境を語っていた。

 昨年の夏ごろから約1年以上交際してきたチャンさんとキムさんは、チャンさんが本格的に胃がんの闘病生活に入り、さらに距離が縮まったと伝えられた。

 キムさんは大学で写真を専攻した元フォトグラファーで、現在はある建設関連会社の代表として在職中だ。

 特に、闘病生活が長くなり、チャンさんがキムさんに別れを告げたこともあったが、キムさんの粘り強い努力で二人は純愛を育んできた。

 キムさんは8月にチャンさんが帰国後、病院に再入院してからもそばで見守り、看病してきたことが分かった。

 しかし、恋人の愛に包まれ、毅然とがんと闘ってきたチャンさんは、結局病に勝つことができず、1日に35歳の若さでこの世に別れを告げた。

チャン・ソユン記者

【ニュース特集】チャン・ジニョンさん、がんで逝く

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