■公演も見て、星も見て…
京畿道安城市にも天文台があるということを知っている人は多くないだろう。薇陽面康得里には、民間天文台で初めてヘール・ボップすい星を撮影した安城天文台がある。
この天文台は、訪問客が何台もの望遠鏡を使って天体観測ができるよう、スライディング方式のドームが設置されており、レストランや宿泊施設もある。団体でも手軽に利用できる天文台といえるだろう。
この天文台は訪問客が星とすぐに親しくなれるよう、体験学習を中心に実施している。1泊2日の初歩コースは、天文台の見学や室内学習、星座の観察などのプログラムで構成されている。深化コースでは「星図を見て星座を探そう」「星の一生:ブラックホールはどのように誕生したか。ブラックホールの重力を体験してみよう」のようなプログラムが用意されている。
費用は団体の場合プログラムによって違うが、個人は一人当たり2万5000ウォン(約1900円)だ。プログラム参加希望者はインターネットや電話で予約しなければならない。
毎週土曜日には安城「男寺堂(男の大道芸人)伝授館」野外公演場で、バウドギ(韓国伝統の民俗芸能)常設公演が開催され、近くには美里川聖地、安城ちゅう器(真ちゅうの食器)工房などもあり、見所満載だ。
■子どものための仲美山天文台
子どもたちに焦点を合わせるなら、仲美山天文台がお勧め。ヤンピョン郡玉泉面仲美山自然休養林の中にあるこの天文台は、子どもたちが天文・宇宙体験ができるよう、当日と1泊2日の観測プログラムを運営している。団体プログラムは幼稚部、小学生の部、中学生の部に分けて行われ、昼と夜のプログラム、卒業旅行やキャンプ・プログラムなど、種類もさまざま。
天文台には360度回転する6.6型の観測ドームに203ミリED APO屈折望遠鏡が設置されており、野外観察場にも反射望遠鏡や太陽望遠鏡など、いくつもの天体望遠鏡が用意されている。観測方法を学ぶ実習場では、自分で望遠鏡を組み立てたり解体したりして、望遠鏡の原理を学ぶことができる。敷地内には渓谷の水遊び場、森体験場、まき割り体験場もある。
利用料は当日プログラムの場合、一人当たり2万ウォン(約1500円)、1泊2日のプログラムは3人家族で18万ウォン(約1万3700円)、4人家族なら22万ウォン(約1万6800円)だ。必ず電話で予約をすること。