韓国の大作パニック映画『海雲台』(ユン・ジェギュン監督)は23日、通算観客動員数1000万人を突破した。
これは、先月22日の公開以来33日目にしての快挙。過去の記録を見ると、『グエムル‐漢江の怪物‐』は公開から21日目、『ブラザーフッド』は39日目、『王の男』は45日目、『シルミド/SILMIDO』は58日目にして1000万人の大台に乗せている。
現在の『海雲台』の観客動員ペースは、『王の男』や『シルミド/SILMIDO』を上回っており、記録更新が期待されている。今後は通算動員数1108万人という『シルミド/SILMIDO』の記録を塗り替えるため、ロングランを目指す。
『海雲台』は、最近不振が続いていた韓国映画界に新たな風を吹き込んだ。2006年の『グエムル』以来3年ぶりという1000万人突破で、韓国映画の「新ルネサンス時代」開幕を告げている。
また、韓国内では思いも及ばなかった津波をテーマに、「韓国型パニック映画」を完成させ、コンピューターグラフィックス(CG)で勝負をかけた映画のヒットという点も、注目だ。『海雲台』は見ごたえある映像と、しっかりしたストーリー構成でも、その名をとどろかせている。