未来の街ってどんな感じ?=仁川世界都市フェス(下)

 仁川地下鉄1号線の仁川大入り口駅周辺にオープンした地上6階・地下1階建ての「トゥモローシティー」は、先端ユビキタス(いつどこでもインターネットにアクセスできる環境)機能を持つ未来都市の姿を紹介している。近づくと自然に明かりがともる街路灯、海外の一流校の学生たちと同時に学ぶことができる衛星授業。次に到着するバスの空席数を知らせる交通システムなど、不思議だが近い将来、実現することが予想されるシステムを体験することができる。

 ロボット・サイエンス未来館ではフェスティバルの期間中、ダンスをしたり歌を歌うロボットとともに、30カ国200チームが参加するロボット・サッカー大会、300チームが参加する戦闘ロボット大会などを見学することができる。ロボットだけが登場する世界初のロボット・ドラマやミュージカルも鑑賞できる。

 これら五つのイベントのほかにも、「世界都市館」では経済自由区域として開発中の松島国際都市を再現したアジア最大規模のレゴ・ジオラマが展示される。このジオラマは40万個のレゴブロックで作ったもので、大きさは横4.2メートル、縦2.2メートル。151階建ての仁川タワーや斜張橋ランキング世界5位の仁川大橋など、松島の姿を実際の大きさの300分の1に縮小して展示している。


 世界30カ国の伝統衣装を着たクマのぬいぐるみ1000体が並ぶ「テディベア館」も一見の価値がある。また、長さ10メートル、高さ2メートル、幅2.3メートルの超大型テディベアも展示されている。

 メイン会場の裏門近くにあるパルミの丘に上ると、仁川の海と仁川大橋を一望することができる。干潮の様子や、仁川大橋の塔の上に乗っている絵のような夕日も鑑賞できる。

 会場の外では、アート・サーカス団体「サーク・エルアーズ」が『ID:アイディー』という作品を公演する。躍動的なダンスとサーカス、音楽が一つになった華やかな70分間の公演。入場料は3万-10万ウォン(約2200-7500円)。

仁川=イ・ドゥ記者
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