■韓菓博物館
政府の支援を受けて設立された韓国初の韓菓博物館で、キム・ギュフン館長の韓菓に関する全てが集結しているところだ。数十年間にわたって集められた彼のコレクションと韓菓に関するありとあらゆる資料が収められている。実際にここに行けば、韓菓の悠久な歴史に驚かされる。華やかでいろんな種類の韓菓は目と口を刺激し食欲をわかせる。また北朝鮮の菓子をはじめ日本、欧州の、中国の菓子が展示されているため韓菓と比べ見ることが可能だ。建物は2階建てで、内部には韓菓の歴史や種類、製作道具、原材料などの説明が提示されている。
入場料:一般2000ウォン、学生1500ウォン
■韓菓文化教育館
同館は、韓菓を作り、味わうことができる体験館であり教育館。子どもたちが韓国の伝統菓子に興味を持つよう積極的な支援を行っている。「三つ子の魂、百まで」ということわざに同感するキム館長は、韓菓に対する子どもたちの理解を高めるため、子どもたちのための体験教室を運営している。家族単位や少人数の団体の申し込みも受け付けており、外国人のための韓国文化体験教室も運営している。個人参加の場合は週末のみ可能だ。この他にも工芸室や茶道室、礼節室、成人教育室なども設けられている。伝統文化に関する総合教育目標としている。
■坡州の手作り豆腐
抱川は二東マッコリ(韓国式濁り酒)と二東カルビで有名なところだが、最近では手作り豆腐が有名になりつつある。豆腐が健康食品として注目されてからというもの、芸能人の広告効果とあいまって、わざわざここに手作り豆腐を食べに行く人々が増えている。食べ方は簡単。暖かい豆腐に薬味しょうゆをかければOK。豆腐を注文すれば麦飯が付いてくるが、ごま油とコチュジャン(唐辛子味噌)、豆腐を混ぜれば、田舎の味を堪能することができるだろう。もう少し豪華の食事をしたいという方はチヂミをさらに一つ注文すればいいだろう。また手作り豆腐はマッコリとの相性もよい。
*アクセス:地下鉄1号線議政府駅で抱川行きのバスに乗り、抱川で雲川方面の市内バスに乗り換える。雲川から手作り豆腐の店までのバス代は1000ウォン。
*所在地:京畿道抱川市永中面城洞里1
*TEL:031-531-0959
*営業時間:7時-21時
*定休日:年中無休
■山井湖
抱川の名所、山井湖(山井湖水)は、「山に囲まれた井戸のような湖」というのがその名の由来。鳴聲山に囲まれた同地は、年中水上スポーツを楽しむ人たちでにぎわう。ソウルからそれほど遠くない地理的要衝地で、周辺に見どころと味どころが多く、散策コースは1度は歩いてみたい道に選ばれるほど美しい景観を誇る。とりわけ彫刻公園には、韓国と海外の有名彫刻家の作品が24時間無料で見られる。見逃せないのは10月の第2週から第3週にかけて開催される山井湖祭り。鳴聲山のススキ畑で行われる音楽会とススキ・マイムパフォーマンスを見物でき、ススキ韓紙が無料で配布される。
*アクセス:地下鉄1号線議政府駅で138-6番のバスに乗り、山井湖で下車
*所在地:京畿道抱川市永北面新井里191番地
*TEL:031-532-6135
*開場時間:24時間(自動車での来場に限り、9時-18時まではチケット料金1500ウォン〈約110円〉が必要)
*定休日:年中無休