遺骨盗難:指紋の主はチェさんファン?


 故チェ・ジンシルさんの遺骨箱盗難事件の有力な証拠品と思われていた焼酎びん。警察は指紋鑑識の結果、事件と関連がないと発表した。

 事件を捜査中の京畿道楊平警察署のウ・ジェジン捜査課長は17日午後、ブリーフィングを通じて「故チェ・ジンシルさんの墓の破損現場で発見された焼酎のびん2本の鑑識結果、クォン某氏(40)のものであることが分かった」と語った。

 続けて「クォン某氏以外の3人は事件が報じられた後、自ら電話をかけてきて、自分たちが疑われそうなので調査を受けると言い、調査を終えた」とし、「クォン氏らは15日の深夜2時ごろ、九里市を出発し、2時30分ごろ到着。50分から1時間ほど墓にいたことが確認された」と明らかにした。

 ウ課長は「焼酎びんの指紋について憶測が出回っているので、これを解決させようとびんに付いていた指紋の当事者を明らかにした」とし、「クォン氏らを審問した結果、彼らがチェ・ジンシルさんの遺骨箱を盗んだと推定するには根拠が薄い」とコメントした。

 故チェ・ジンシルさんのファンであるクォン氏と仲間3人は、九里市で食堂を共同経営する同業者として、以前にもチェさんの墓地を3、4回訪問していたことが分かった。

 彼らは15日深夜も、これから頑張ろうという意気投合のため、チェさんの墓を訪れ、酒を飲んだという。

 現在、焼酎びんから出た指紋が犯人のものと推測するのが難しいという結果が出ただけに、墓から採取した指紋の鑑識結果が今回の事件解決の鍵になるものとみられる。

キム・ウング記者
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