昨年10月に自殺した女優チェ・ジンシルさんの遺骨が盗まれた事件について、警察は証拠確保に全力を挙げている。
京畿道楊平警察署は、事件現場にあった焼酎のビンや割れた大理石のかけらなどに、容疑者のDNAが残っていないかどうか、17日に国立科学捜査研究所に詳しい鑑定を依頼する方針だ。
また、チェ・ジンシルさんの遺骨が安置されていたカプサン公園墓地(楊平郡楊西面両水里)へ至る国道に設置されている監視カメラ2台の映像記録を入手、事件発生前後に公園周辺にあった車を分析する一方、現場で採取した指紋を警察庁に送り、身元確認作業を行っている。
この事件は5日午前、同公園墓地の管理人が見回りをしたとき、チェ・ジンシルさんの骨つぼが盗難されていることに気づき、警察に通報したもの。
警察は「この事件は計画通りの犯行とも考えられるが、チェ・ジンシルさんの墓参りをしていた人物により、偶発的に起きた可能性もある」とみて、聞き込み捜査も行っている。