インタビュー:キム・ドンウク「今のイメージに満足」(下)


-『コーヒープリンス1号店』での「軽いイケメン」のイメージがまだ強いが。

 「あのドラマの後、明るく軽い役をオファーされることが多い。周りからイメージが定着してしまうのではないかと心配されるが、それがむしろ自分にとっていいことだと思っている。今はそういうキャラクターだと思われているが、『コーヒープリンス1号店』に出演するまでは、気が弱くて暗い役がほとんどだった。または悪役かすさまじく強い役。明るい今のイメージが気に入っている」

-童顔なので、現在のイメージが完全に定着してしまうことが不安ではないか。

 「以前はそれが不満だった。幼く見られ過ぎるので、年相応に見られたかった。軽く見られるような気もするし。しかし今はその反対。むしろ『もう年相応に見える』と言われると、『まだそんなことない!』と反論したくなる。イメージについても心配はしていない。まだ若いし、僕が挑戦すべきことは山ほどある。イメージの定着など心配するほどのことではない」

-実際のキム・ドンウクは? 『コーヒープリンス1号店』でのイメージと似ているのか。

 「似ているところもある。僕は縛られるのが嫌い。誰かに引きずり回されるのも好きじゃない。やれと言われると絶対にやらない。僕が今までしてきたことは、自分がやりたいと思う理由があったから。演技に対してもその部分は変わらないと思う。演技については誰にも強要されたくない」

-女友達は少ない方?

 「少ない方だ。強情だし、人の話を聞かない性格だから。友達もほとんどが男。大学に入るまでは、女の子とあいさつもあまりしない方だった。そのせいか、男しかいない今回の映画も楽しく撮影することができた。でもそろそろ年いいなので、最近は寂しいときもある(笑)。理想のタイプは、明るくて笑顔が素敵な女性。もともと結婚願望は強い方。結婚は家族を作ることで、束縛することではない」

-現在出演中のドラマ『パートナー』は『コーヒープリンス1号店』を手掛けたイ・ユンジョン・プロデューサーの新作『トリプル』のライバルだが。

 「『コーヒープリンス1号店』は一生記憶に残る作品。イ・プロデューサーのライバルドラマに出演することになるとは思わなかった。『パートナー』の撮影が始まる前、イ・プロデューサーに『エキストラとして使ってください。

通行人でいいです』と言ったけれど、正直に言うと、『パートナー』の方がヒットしてほしい(笑)」

キム・ヒョンロク記者
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