パク・ウネ(31)といえば、いくつか思う浮かぶ修飾語がある。その中でパク・ウネを最も的確に表しているのが「時代劇の女王」ではないだろうか。パク・ウネは時代劇でスターダムにのし上り、時代劇で自身のイメージを固めた。韓流ブームを巻き起こしたドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』(2003)で、チャングム(イ・ヨンエ)の親友ヨンセン役を演じ、韓流スターの仲間入りを果たした。人気時代劇『イ・サン』(08)では正祖(イ・ソジン)の正室、孝懿王后役を演じ、清純派女優の代名詞となった。童顔で多くの女性の憧れの的となったパク・ウネだが、いつの間にかデビュー12年目。昨年、よき伴侶と出会い、新しい人生を生きているパク・ウネは、韓流ブームを引き継ぐため、海外活動に拍車をかけている。そんなパク・ウネと、ソウル市江南区新沙洞のワインバーで会った。結婚後、インタビューを控えてきたパク・ウネは、ワイングラスを傾けながら、これまでメディアで公表したことのない話や、主婦パク・ウネの生活を初めて公開した。
◆妻パク・ウネ
パク・ウネは昨年4月、4歳年上の実業家キムさんと結婚した。
-ご主人とどのように出会ったのですか。
「2006年10月ごろ、知り合いが男性を紹介してくれると言ったんですが、その男性から連絡がなかったんです。だから、その人はわたしが嫌なんだろうと思い、結局その話はなくなったんです」
-結局、会えなかったんですか。
「07年3月ごろ、今度は違う人が男性を紹介してくれることになりまして。条件を聞いてみたら、その時の男性と似ていたんです。でもそのところ、わたしは仕事に専念するつもりだったので、男性と交際する気がありませんでした。だからオム・ジウォンさんに、男性を紹介するから来て、と言ったんです。ジウォンさんが到着して、その男性が入ってきたんですが、最初に紹介されたその方だったんです。とても声が素敵で…。それで1年間交際して、結婚することになりました」
-先日、結婚記念日でしたね。
「結婚記念日の数日前、主人が突然荷物をまとめろって。それで面くらいながら荷物をまとめて、空港に行ったんです。そしたら、彼がサプライズイベントとして、香港行きのチケットを買っていたんです」
-料理は得意ですか。
「姑の誕生日に、わたしが料理を用意しました。誕生日の数カ月前から料理教室でいろいろ習って。2泊3日間、ぶっ通しで料理を作ったんですが、主人の家族がとても喜んでいました。作ったのは、ワカメスープ、鶏の唐揚げ、チャプチェ(春雨炒め)、サラダ、魚のフライ…」
-ご主人の反対で、作品への出演が大変だという話もありますが。
「主人がラブシーンを嫌がるんです。わたしが大丈夫だと言っても、周りから“自分の奥さんのキスシーンってどんな気分?”と聞かれることがあるらしく、慎重になってます」
-結婚前、ドラマでイ・ワンさんとキスシーンがありましたが。
「結婚後、主人が会社で偶然インターネットを見ていて気づいたそうです。その後、イ・ワンさんが嫌いになったと言っていました。
さらに、姉のキム・テヒさんも嫌いになったと」