日本政府観光局ソウル事務所の谷博子所長(下)

■もみじの家

 韓屋で肉を焼いて食べるのは、韓国人にとってなじみ深く、情緒あふれる日常の一コマだ。谷所長がこの店が好きなのは、その韓屋の建築美と涼しげな庭園、そして肉がおいしいから。日本から来客があったとき、よく行く店の一つだ。一番人気は、牛肉の部位なら「ともばら」(1人前1万3000ウォン=約1000円)、豚肉の部位なら「肩ロース」と「ほほ肉」(1人前1万ウォン=約800円)。この店は焼肉を包むサンチュ(サニーレタス)がないのが特徴だが、代わりにシェフ特製のエゴマの葉の酢漬けが出てくる。サンチュの代わりにこのエゴマの葉で肉を包んで食べるのはまた格別。そのうえ、おしゃれな副菜もおいしそうだ。肉はオーストラリア産のほか、チリ・メキシコ・カナダ・フランス・アメリカ産など多彩。落ち着いたムードで食事ができるライティングもおしゃれで、においが気にならないよう換気にとても気を使っているのが分かる。テラスで肉を焼けないのがちょっと残念。けれども、広い庭が楽しめるのは、この店ならではだ。肉が焦げないよう、鉄板を頻繁に交換してくれるなどサービスも満点だ。

*アクセス=8stepsからさらに徒歩で10分ほど行くと、右側にある。
*住所=ソウル市鍾路区三清洞31-1
*Tel=02-730-7461
*営業時間=平日11時30分-14時30分、17時30分-22時30分、週末11時30分-22時30分
*休業日=年中無休

■ユン

 まず値段に驚き、商品の質にもう一度驚く。親切でキュートな社長さんのルックスにまた驚けば、思わず買ってしまうのも無理はない。表に出ている商品だけでなく、店の奥に入ればさらにバラエティーに富んだ服やアクセサリー、靴、ビンテージ・グッズがぎっしり並んでいて、見ているだけでも楽しい。韓屋に作られた店というのも魅力。誰かの家で部屋を見て回るような気分になる。価格帯は1万ウォン(約800円)台から10万ウォン(約8000円)台まで。




*アクセス=ロマネコンティと8stepsの間の向かい側
*住所=ソウル市鍾路区八判洞27-3
*Tel=02-723-8700
*営業時間=11時-21時(閉店時間は流動的)
*休業日=年中無休

■ライム

 決して華やかではないが、女性らしいラインがそろっているブティック。小さくても充実したアイテムが多い。最近、大量入荷した新商品が多いそう。シフォン素材でフリルが付いたブラウスやミニスカート、キュートな小物がお好きなら、ぜひ寄ってみて。価格帯は3万ウォン(約2300円)から 10万ウォン(約8000円)前後。






*アクセス=8stepsの向かい側、三清洞入口方面へ約20メートル
*住所=ソウル市鍾路区八判洞59-1
*Tel=02-734-2411
*営業時間=12時-21時30分
*休業日=年中無休

■ザ・シュー

 世界的なブランドに成長したザ・シュー。江北地域では唯一、三清洞に店舗がある。ほかには、清潭洞・ロッテ百貨店・新世界百貨店や、東京・表参道にも店舗がある。だから、三清洞には日本人観光客が多いのかも。カラフルな色味に100%イタリア製皮革でデザインされたシューズ。最近はメンズものも増え、種類がさらに豊富になった。ストラップがたくさん付いているように見えるグラディエーター(古代ローマの戦士)スタイルのヒール靴が最新のトレンド。価格帯は10万ウォン(約8000円)前後。

*アクセス=三清洞入口から約50メートルほど歩いた左側。
*住所=ソウル市鍾路区八判洞65
*Tel=02-734-2411
*営業時間=11時-21時
*休業日=年中無休

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c)Chosunonline.com>
関連ニュース