チョン・ウソンの『きみに微笑む雨』が11月に日本公開


 チョン・ウソンが主演を務めた『きみに微笑む雨』が、11月に日本で公開されることが決まった。

 この作品は、四川大地震から1年後の成都を舞台に『八月のクリスマス』『四月の雪』など恋愛映画の名匠ホ・ジノ監督が贈る、ロマンティックな大人のラブ・ストーリーだ。

 四川省・成都で偶然再会したドンハ(チョン・ウソン)とメイ(カオ・ユアンユアン)。2人はすぐに当時の淡い感情を取り戻し、初恋のようにのめり込んでいく。しかし、メイの表情にはドンハが近づけない影が。10年の時を越えて再会した、異国の二人の愛の行方は…。

 演技力に定評があるチョン・ウソンだが、この作品では上品でさりげない大人の男の優しさを醸し出している。相手役を務めたのは、CMモデル出身で、『プロジェクトBB』『大秦帝国』など、いま人気上昇中の美人女優カオ・ユアンユアン。心に痛みを秘めながらも気丈に明るく振舞う、愛おしい女性を見事に演じている。

 原題は『好雨時節』だが、これは杜甫の有名な詩の一行だ。「よい雨は、降るべき時期を心得て降ってくる」という意味で、シーンの中でも二人の気持ちを分かっているかのように効果的に演出されている。

 また、チョン・ウソンはWOWOW主催の10月10日に行われるビッグイベント「WOW FES!」の映画企画「MOVIE STAR'S PROJECT」での大々的なコラボレーションが決定している。当日は、チョン・ウソン登壇のジャパンプレミア試写やトーク・イベントも予定されている。その模様が全国にノンスクランブル放送で生中継され、また、『きみに微笑む雨』の撮影現場からソウルのオフまで密着したドキュメンタリー『密着!チョン・ウソン100日間の軌跡』なども、同日に放送される。

 日本で公開された韓国映画史上ナンバー1ヒットを記録した『私の頭の中の消しゴム』で初の本格的ラブ・ストーリーに出演し、飾り気のない無骨な男の演技で一躍人気スターとなったチョン・ウソン。8月にはイ・ビョンホン、ソン・ガンホとの豪華共演も話題の韓国大ヒット作『グッド・バッド・ウィアード』の公開も控え、再び注目を集めているチョン・ウソンの待望の最新作『きみに微笑む雨』は11月、シネマスクエアとうきゅうほか、全国順次公開される。

東京=野崎友子通信員

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