新社長にドイツ系韓国人タレント=韓国観光公社


 ドイツ出身で韓国に帰化したタレントのイ・チャム(55)が韓国観光公社の社長に内定した。

 関係者によると、イ・チャムの観光公社社長内定は29日に文化観光部で正式発表される予定だという。

 これをもって、柳仁村(ユ・インチョン)同部長官がイ・チャムを最終候補として発表、大統領府に任命を求める手続を行うことになる。韓国への帰化者が公企業の代表になるのは今回が初めて。イ・チャムは呉志哲(オ・ジチョル)前同公社社長の後任公募に応募していた。

 イ・チャムはドラマ『クォン家の娘たち』(KBS第2)に出演し話題を呼び、1995年の第31回百想芸術大賞人気賞を受賞。その後も『天国の階段』『ラブストーリー・イン・ハーバード』(SBS)、『第5共和国』(MBC)、映画『韓半島』などにも出演した。昨年11月にはSBS創立特集ドラマ『鴨緑江は流れる』にも出演している。

 1986年に帰化し、「ベルンハルト・クバント」というドイツ人から韓国人になった。「ドイツ系韓国人である李(イ)家の始祖として韓国をサポートしたい」という気持ちから、当初はその言葉を韓国語に当てた「イ・ハンウ」と名乗っていたが、後に「韓国文化に参加する」という意味から、同じくその言葉を韓国語に当てた「イ・チャム」に改名した。

キム・スジン記者
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