米映画『G.I.ジョー』のジャパンプレミアが27日、東京・ユナイテッド・シネマ豊洲にておこなわれ、俳優イ・ビョンホンがハリウッドスターの主演陣の一員として登場した。
ジャパンプレミアに先立ち、東京・アーバンドック豊洲ららぽーとの中庭で行われたレッドカーペット・セレモニーにロレンツォ・ディ・ボナベンチュラ・プロデューサー、スティーブン・ソマーズ監督、そしてメインキャストのチャニング・テイタム、シエナ・ミラー、イ・ビョンホン、マーロン・ウェイアンズ、レイチェル・ニコルズという豪華な顔ぶれが登場した。
午後7時から行われたレッドカーペット・セレモニーには、夕方からのあいにくの雨にもかかわらず、大勢のファンが詰め掛けた。スターらが登場すると、会場の周りのあちこちから歓声が上がった。
ハリウッドスターらの中で、ハリウッドでは新人のイ・ビョンホンへの声が一番大きかった。「日本の皆さんこんにちは。イ・ビョンホンです」と完璧な発音の日本語であいさつするとさらに大きな歓声に包まれ、韓国のみならず、日本でも人気スターであることを共演者らを前に証明した。
ハリウッド映画初出演のイ・ビョンホンはこの映画で、「G.I.ジョー」と敵対する「コブラ」の暗殺者ストーム・シャドーを演じている。
この日のイ・ビョンホンは、カリスマというよりも、アメリカのスターのように陽気な表情にオーバーアクション、おどけた仕草なども見せていた。隣に並んだソマーズ監督やシエナ・ミラーらと英語で言葉を交わすなどし、快調なハリウッドデビューを物語っているようだった。
アクション・フィギュアで人気を博し、アクション・ヒーローとしてコミック、アニメとその人気をさらに拡大していった「G.I.ジョー」。そしてついに、世界的なブロックバスターを手掛けてきたスティーブン・ソマーズ監督によってハリウッド実写映画のヒーローとなった。
映画『G.I.ジョー』は、8月7日、東京・丸の内ルーブルほかで日米同時ロードショー公開。
東京=野崎友子通信員