『チング~愛と友情の絆~』に出演中のソ・ドヨンが25日の東京・中野サンプラザホールで「ソ・ドヨン ファンミーティング in TOKYO」開催のため訪日し、ファンミーティング前に記者会見を行った。
ソ・ドヨンは「1年ぶりでときめいています。早く舞台に上がって、ファンの皆さんと会いたい。今は緊張しているが、ファンの皆さんとお会いするとすぐに緊張が解けると思う」とあいさつ。
そして、『チング~愛と友情の絆~』での役柄について「チョン・サンテクは、共演者の中で唯一大卒のエリートで、記者になる人物。友達の立場でいろいろなことを代弁していく」とし、サンテクのお勧めのシーンは「キスシーン(笑)。レインボー7人の登場のシーン。アクションもたくさんあり、興味深いシーンがあります」と語った。
同作を選んだ理由を問うと、「クァク・キョンテク監督は、男らしい話をよく作られるので、一緒にやってみたいと思っていた。食事をご一緒する機会があった時に、出演を誘われたが、監督がそのようにキャスティングするのは初めてだと聞いて、うれしかった。この作品を選んで満足している」と監督と作品への信頼を見せた。
撮影時のエピソードとして、「ある日、朝の3時半ぐらいに撮影が終わった後、みんなで集まって飲んで5時ぐらいになって、それから宿所に戻る時に、今日海へ行って焼こう、と決めた時があった。みんなで意気投合して、朝の10時に海で集合する約束をし、海辺に集まって、韓国すもう、走り、泳ぎ、騎馬戦などをして楽しい時間を過ごしたことを覚えている」と楽しそうに明かした。
また、自身の性格を尋ねると「僕の職業は俳優だが、人生の中で誠実に、真面目に生きている。どうやったら正しく生きられるか、よく考える」と話した。
今後やってみたい役については「これまでは、優しくて美青年という役ばかりやってきたので、もっと強くて男くさい役をやっていこうと思っている。挑戦してみたいのは、ものすごい悪人の役。この人はこういうことをせざるを得なかったというような悪役ではなく、本当の悪役をやってみたい。自分の演技を出しきって満足感を得たい」との展望を語った。
そして最後に「日本に来るたびに、自分が準備したこと以上に皆さんからいただき、感謝している。もっともっと発展していく俳優になるように努力したい」とファンへのメッセージを伝えた。
また、会見には、ファンミーティングにゲスト参加する歌手のベイジーも同席。ソ・ドヨンは「ベイジーさんとは長い付き合いではないが、すごく親しみを感じるし、歌もうまい。今回来てくれてありがたく思う。今回をきっかけにベイジーさんの活動も応援してください」と話すと、ベイジーは、「ソ・ドヨンさんは完璧な男性のよう。背も高くてハンサム。でもおもしろい人。今回デュエットもするが、一生懸命練習していた。よくおごってくれるし、大好きな先輩。ドヨンさんのおかげで日本の舞台に立てて感謝している」と返した。
東京=野崎友子通信員