インタビュー:人気絶頂イ・スンギの信念とは(上)


 最近この人はとても幸せだ。バラエティー番組でヒットを打ったのに続き、慎重に初主演を引き受けたドラマがホームランを飛ばしたからだ。『ハッピーサンデー』(KBS第2)の人気コーナー「1泊2日」では、弟のようにかわいくて甘えん坊のイ・スンギが、ドラマ『燦爛(さんらん)たる遺産』(SBS)を通じ、男になって帰ってきた。

 自分を振り切ろうとするウンソン(ハン・ヒョジュ)に熱いキスを浴びせた情熱的な男、ソン・ウファンを演じているイ・スンギに会った。最近40%を超える視聴率で、目が回るほど忙しいイ・スンギ。彼を見る女性たちの視線は熱い。

 「最近はこれ以上望むことがないほど幸せで、本当に感謝している。自分の能力以上の結果が出てうれしい。何より、“一生懸命やればいい結果が出る”という道徳の教科書のような言葉の真理を今更ながら確認できたようでうれしい(笑)」

 そう語りながら、しきりにほほ笑むイ・スンギ。『燦爛たる遺産』に出演し、最も辛いことは眠れないことだと言いながら、最近は眠れなくても、食事ができなくてもお腹がいっぱいだという。CM業界はもちろん、新聞社やテレビ局など、イ・スンギの元を訪れないところはないためだ。1987年生まれ、22歳という若さでトップに立った。当然、食事ができなくてもお腹がいっぱいだと感じるほど、満ち足りているだろう。

 しかし、イ・スンギはルックスや人気など、すべての面で優れていることから付けられた「オムチナ(“ママの友達の息子”という意味の韓国語を省略した言葉で、ルックスも成績も優れた完ぺきな人のこと)」というニックネームに、プレッシャーを感じていると打ち明けた。

 「今うまく行っているというが、2009年はいい人や作品に出会えた運のいい年だ。与えられた仕事に最善を尽くしただけなのに、好意的に見てくれる人たちが多く、そんな風に呼ばれているようだ。

でも、“オムチナの中のオムチナ”と言われるのは本当に負担だ」

キム・ジヨン記者
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c)Chosunonline.com>
関連ニュース