『DREAM』でチュ・ジンモ、キム・ボムらが日本で制作記者会見


 SBSで27日よりスタートするドラマ『DREAM』(韓国タイトル・邦題調整中)。21日に釜山で制作発表会を行ったのに続き、翌22日、都内にて、日本での制作記者会見を開催した。会見には、主演のチュ・ジンモ、キム・ボム、ソン・ダムビ、ペク・スチャン監督らが登壇し、ドラマのPRを行った。

 そして、今回のドラマの制作に携わっているFEGの谷川貞治代表らK-1関係者も登壇。以前からK-1を題材としたドラマを作りたいと思っており、また韓国でもK-1など格闘技が非常に人気が高いことから韓国ドラマへの参画を決めた経緯などを語った。谷川代表は個人的にも韓国ドラマのファンだそうだ。

 韓国のトップスポーツエージェントから脱落した男とスリを繰り返し少年院生活を送っていた青年が紆余曲折を重ね、K-1チャンピオンを目指す過程を描くドラマ『DREAM』。


 チュ・ジンモは役作りについて「ただ単に職業的な面にだけにスポットを当てて表現するとおもしろくなくなる。選手とエージェントとの関係、感情の対立などを深く模索していこうと努力している。ドラマの中のガイドのような役柄なので、ほかのキャラクターについてもイメージを把握しようとしている」と語った。


 ソン・ダムビは「演技は初めてなので、今はキャラクターにはまることが重要だと思っている」とし、キム・ボムは「心の弱い部分もあるが、周りから自分を守るために強く見せようとしている寂しいところもある人物。のちにリングに上がることになるが、自分が強くなるだけでなくそのために助けてくれる温かい人たちとの人間関係がうまく演じられたらいいと思っている」と抱負を語った。


 きゃしゃなイメージのキム・ボムだが、格闘技選手役のための体作りについて問われると「最初から格闘技選手ではなく、将来、選手となっていく。のちには、上半身をあらわにすることになるが、そのために時間があれば体を作るようにしている」と少し照れながら笑って答えた。

 このドラマへの出演を決めた理由について、チュ・ジンモは「前作の映画『霜花店』が王の役でこれまでで最も重いシリアスな役だったため、今までにやったことのない役で、壁がなく、自由に演技することができると感じた」とした。

 ソン・ダムビは「初めてのドラマということで、自由な姿で演じるところを見せたかった。キャラクターが自分の性格と合う部分があった。夢や希望を与えるというドラマだったのも決め手」と語った。


 そしてキム・ボムは、「『花男』でのイメージもあり、プレッシャーを感じ心配もしたが、俳優は一つのイメージの中で安住していてはいけない、日々成長していかなければならないと思い、少し早いかとも思ったが出演を決めた」と明かした。

 ベテランの域に入っている演技派俳優のチュ・ジンモだが、若い俳優らを引っ張っていきながらも、現場ではコメディアンのような雰囲気で後輩俳優らの負担を軽くし、場の雰囲気を良くしているという。久々に短髪姿も披露しているが「髪を切ったら10歳ぐらい若返ったようだといわれた。だからキム・ボムとあまり変わらない」などとこの場でも笑いを誘っていた。

 そして、会見には“ミスターK-1”魔裟斗も登場。同ドラマに出演することが発表された。7月下旬に韓国で撮影を行うが、演技挑戦については「自身の役なので、問題ないでしょう」と心配していないようだ。ほかにもK-1ファイターが登場予定で、すでにレミー・ボヤンスキー選手やユン・ドンシク選手らが出演し、撮影を済ませている。

 なお『DREAM』の日本での放送については、現在調整中とのことだ。

 また、会見後には、チュ・ジンモ、キム・ボム、ソン・ダムビが出席してファンミーティングも行われ、短い時間ながらファンとの交流を持った。

東京=野崎友子通信員

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