除隊したPSY「夢のように幸せ」


 歌手のPSY(31)=サイ、本名:パク・ジェサン=は11日午前、国防部(ソウル市竜山区)で、2年間の軍隊生活を無事に終えた感想を語った。

 PSYは「除隊まであと1週間というときは、本当にドキドキしていました。社会の空気が好きでたならないんだと思います」と笑った。

 そして、「この2年間、“本当にいろいろなことを経験した”という思いもあるし、人としてさまざまな思いがよぎりました。でも、ある日突然、“ありがたい”という気持ちになりました。軍隊に入って出会った先輩兵・後輩兵のみなさんはもちろん、ずっと待っていてくれた妻やファンのみなさんなど、今は世間の方々に本当にありがたい気持ちでいっぱい」とも。

 除隊後にしたいことについては、「歌手である前に一家の長。子供が生まれて2カ月で入隊したため、父親としての役割が果たせませんでした。2カ月に1回、緑色の服を着た人(軍服を着た休暇時のPSY自身)が来ると、子供は驚いてすごく泣いていました。これからはパパであることを分かってもらう作業が必要そうです」と語った。

 PSYは現役兵ではなく、兵役に代わる公益勤務要員として働いていたが、不誠実な服務をしていたと判断され、07年12月にあらためて現役兵として入隊していた。その後、陸軍第52師団に通信兵として服務、今年1月には国防部国防広報院広報支援隊の「芸能兵」になった。

 それ以降は、「慰問列車」公演で将兵たちの士気高揚に貢献したことを高く評価され、陸軍参謀総長賞を受賞、それまでの不誠実な行為を帳消しにした。

ヤン・スンジュン記者
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