韓国人も好きな「日本式カレー」(下)

◆ハカリ

 カレーから(甘)酸っぱい果物の味がする(風味が味わえる)。野菜と果物を香辛料と一緒にスープの中で熟成させた味(旨み)が人気の秘密。カレーの(×)辛さの程度(普通・ちょい(中)辛・辛・激辛)を決め、トッピングを選ぶ。CoCo壱番屋やあびこより辛め。ちょい(は辛めで、中)辛を注文してもかなり辛い。カレーには半分に切ったゆで卵とごまが付いてくるため、これを一緒に混ぜて食べると(より)美味(しい)。

 オムライスもお勧め。油で炒めていないご飯を卵で包んだものに(み、その上に)カレーがかかっている。カレーには生クリームが添えられており、これが(×)味をなめらかにしている。(特に)辛めのカレーと特に(×)よく合う。トンカツカレー7600ウォン(約570円)、チキンテンダーカレー7600ウォン、しゃぶしゃぶカレー8000ウォン(約600円)、ビーフカレー7800ウォン(約580円)、から揚げカレー7400ウォン、コロッケカレー7600ウォン、ビーフオムライス8000ウォン、シーフードオムライス9000ウォン(約670円)、チキンクリームオムライス8100ウォン(約605円)。弘大店、鍾路店がある。 

◆ペルシャ宮殿

 1993年、韓国に留学しそのまま住み着いたイラン人男性が営むイラン式カレー(の)専門店。韓国人の好みに合わせ、食べやすくアレンジされている。辛さの程度は「2.0」から「2.2」「2.5」「2.7」「3.0」「3.5」「4.0」まである。2.0は「キムチの辛さ程度」、2.2は「甘口」、2.5は「ちょい辛、メウンタン(韓国の海鮮辛鍋)程度」という説明付きのメニューがユニークだ。2.0がキムチ程度だというが、ソウル周辺地域のキムチではなく、もっと辛い全羅北道や慶尚道のキムチ程度。2.5はメウンタン(並み)というだけあってかなり辛い。5-10もあるが、「相談必須(要相談)」と書かれている。まったく辛くない子ども向け(の)カレーもある。

 「ラムカレー」(1万1000ウォン=約820円)と野菜カレー(8000ウォン)が美味。日本式のカレーよりも濃厚な本場の味だ。じっくり煮込んだラムが溶けるように柔らかい。店のお勧めメニューは「ペルシャ定食」(二人前2万4000ウォン=約1790円)。ラムは香辛料とともに煮て(煮込み)、脂っぽさとにおいを消し、揚げたチキンにザクロのソースを加えたものが添えられている。同じ薬味で味付けしたご飯を丸めてオーブンで焼いた「ライスケーキ」が添えられている(とルーをからめて食べる絶品)。ソウル市鍾路区明倫2街(成均館大学正門向かい)。

キム・ソンユン記者
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