インタビュー:欲張りイ・スンギの忙しい週末(下)

 『噂のチル姫』のころの話を聞くと、イ・スンギは「バスケットボールでいえば、シックスマン(控え選手の中で特に活躍できる選手)の役だった。画面に少しでも長く映りたくてオーバーな演技をしたりもしたけれど、結局最後に学んだのは、ドラマの配役にはそれぞれ自分だけのポジションがあるということ。そのときはまだ何も知らなかったため、一生懸命に演じれば、ストーリーが自分中心に変わるのではないかと、あり得ないことを考えていた」

 イ・スンギは先週末に放送されたカラオケボックスのシーンで、先輩歌手ソン・シギョンの「だったらいいのに」を歌い、各ポータルサイトの検索語ランキング1位になった。イ・スンギは「本当は自分の曲を歌いたかったけれど、ドラマの中で一緒に歌ったムン・チェウォンさんの得意な曲が『だったらいいのに』だったので、僕があきらめるしかなかった」と話した。

 「ハハハ、『1泊2日』コーナーでもチャンスさえあれば自分の曲を歌うため、『PRスンギ』というあだ名を付けられたほど。本能は隠せないですね(笑)。どんな番組でも歌うチャンスさえあれば、僕は自分の曲を歌いたい。それが正直な気持ちではないか」

 欲張りなイ・スンギは、1日3時間睡眠で撮影に臨むハードスケジュールの中、18日に新曲「結婚してくれる?」を発表した。秋にはアルバムもリリースする予定だ。

 現在、イ・スンギは俳優・タレント・歌手として大人気を誇っている。「この中で一つを選ばなければならないとしたら」という質問に、イ・スンギは「僕にはこの三つの分野が一つのように見える。芸能人という大きな木から伸びた枝のようなものではないか。チャンスが来たら逃すことなく、全部挑戦してみたい」と話した。

チェ・スンヒョン記者
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c)Chosunonline.com>
関連ニュース