レジャー・スポーツを満喫するなら江原・麟蹄へ

 「レジャー・スポーツの天国」と呼ばれている江原道麟蹄郡は、夏を満喫するのにぴったりの場所だ。郡全体の90%が高冷地の森で、韓国最高の澄んだ空気が自慢だ。レジャー・スポーツの代表格とされる「ラフティング」のシーズンも始まり、初夏を迎えた深山幽谷をめぐる麟蹄の川沿いでは、さまざまなレジャーを楽しむことができる。
 内麟川と寒溪川が出会う合江亭一帯にはXゲーム・リゾートがある。韓国最高の高さ63メートルのバンジージャンプをはじめ、サドンアタック・アライブ(よりグレードアップされたサバイバルゲーム)、人工ロッククライミング、スリングショット(二人乗りタイプのカプセルが高速で回転しながら上っていく乗り物)、四輪バギーなどを楽しむことができる。また、釣りで有名な美山渓谷では、ラフティングよりスリリングな「リバーバギング」に挑戦することができる。


◆楽しいレーザー銃の戦い「サドンアタック・アライブ」
 童心に帰る遊びといえば「ピストルごっこ」。大の大人が「ピストルごっこ」で満足できるかと思う人がいるかもしれないが、実際に体験してみると、そんな偏見は吹き飛ぶだろう。麟蹄郡麟蹄邑のミリタリーパーク内にある「サドンアタック・アライブ」は、久しぶりに心から大笑いできる遊び場だ。
 同時アクセス23万人を記録したCJのオンラインゲーム「サドンアタック」を実際のサバイバルゲームとして再現した空間で、それまで公式大会でだけ使用していた場所を今年春から一般にも開放した。


 レーザー銃を使用するため反動も衝撃もない。そのためペイントボールを使用したゲームほど実感はわかないが、安全だ。しかし戦っているうちに勝負欲が生じ、スリルも増してくる。
 ミリタリーパークではBB弾やペイントボールを使ったサバイバルゲーム場もある。今年9月5日-27日まで、賞金5000万ウォン(約380万円)を懸けた大会が開催され、計288チームを募集している。
◆ラフティングじゃ物足りない人には「リバーバギング」
 「麟蹄」といって思い浮かぶのはラフティングだ。内鱗川の急流は韓国有数なのはもちろん、世界的な水準といえる。特に最近は真夏のように暑い日が続いているせいか、麟蹄郡にはラフティングを楽しもうと多くの人々が訪れている。
 このごろはラフティングよりスリリングな「リバーバギング」が人気を集めている。


 「リバーバギング」はラフティングとは違い、一人で楽しめるのが特徴だ。平べったいイスのような形をしたゴムボートに座り、手足で水をかきながら急流に乗る。水かきをつけた足をばたつかせながらボートを前に進め、手でかじを取る。一人で急流に乗って川を下るため、まさにスリル満点だ。
 リバーバギングには装備が必要だ。川を下るときに岩にぶつかってけがをすることがないよう、ヘルメットと厚さ5ミリのウエットスーツを着用しなければならない。1度体験するのに3時間程度(講習時間を含む)かかる。初級と中級のコースに分かれている。
◆スリル満点の「バンジージャンプ」と「スリングショット」
 スリルといえば思い浮かぶのが「バンジージャンプ」。麟蹄郡の合江亭近くにあるXゲーム・リゾートには、韓国最高の高さ63メートルのバンジージャンプがある。ゆったりした川と青く広がる山の稜線を見ながら思い切り空へジャンプすることができる。高さだけでなく、景色も韓国一を誇る。ジャンプする瞬間の快感も倍増するだろう。


 バンジージャンプ台の横には、体が空に向かって飛んでいく瞬間を体験できる器具がある。逆バンジータイプの「スリングショット」だ。まるで弓から放たれる矢のような勢いで一気に空へと向かう。途中で回転もする。二人乗りのため恋人同士に人気がある。そのほか、四輪バギーも人気の乗り物の一つだ。


◆アクセス
ソウル-国道6号線-楊平-洪川・国道44号線-麟蹄邑-合江亭
◆グルメ


 麟蹄郡は山奥のためいろいろな種類の山菜を楽しめる。麟蹄邑にある韓国館は山菜定食がお勧め。値段は1万ウォン(約780円)。
 麟蹄で一番美味しいのは山の湧き水。韓国では「薬水」と呼ばれているこの湧き水をぜひ一度お試しあれ

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c)Chosunonline.com>
関連ニュース