日本の出版社、映画『オールドボーイ』制作会社を訴える


 映画『オールドボーイ』を制作したショーイーストが、同作のハリウッド・リメイク版の版権契約に関して、原作を発行した日本の出版社との訴訟に巻き込まれた。

 『オールドボーイ』の原作漫画を発行した日本の出版社、双葉社がショーイーストを相手取り、版権契約を違反したとして、15日にソウル中央地方裁判所に契約不存在確認訴訟を起こしたためだ。

 双葉社は、ショーイーストが米国ユニバーサル・ピクチャーズと『オールドボーイ』のリメイク版映画制作を推進しながら、関連収益・支出に関する事項を知らせ、利益を支給するようにした双葉社との基本契約を違反しても、これを改善しなかった、と主張した。

 結局双葉社は、ユニバーサルと直接『オールドボーイ』に関する新しい事業を進める過程で、ショーイーストとの版権契約問題を整理するため、訴訟を申し立てたものと思われる。

 漫画『オールドボーイ』は嶺岸信明が双葉社から1998年に発表した作品。パク・チャヌク監督はこの漫画を原作に2003年、映画『オールドボーイ』を制作し、04年にカンヌ国際映画祭審査員大賞を受賞した。

 ショーイーストは02年9月、双葉社とオールドボーイの映画版権契約を結んだのに続き、03年12月には文学、テレビなどほかの著作物制作に対象を拡大した修正契約を締結した。

キム・ヨンウン記者
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